
2024年6月
企業のデータはどこにある?
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ご理解・ご了承のほどよろしくお願いいたします。
[2024年6月号] Data Storage Tribune
Data Storage TribuneはJDSF(ジャパンデータストレージフォーラム)が発行する
ストレージやデータマネジメントに関する情報提供のためのメールマガジンです。
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2023年12月27日、JDSF理事佐野泰之氏監訳、
元JDSF副理事長池田祥孝氏翻訳による、
『データ保護完全ガイド』がオライリー・ジャパンより発売!
データ保護に関わる方全員に是非読んでいただきたい本です。
▼Amazon
https://www.amazon.co.jp/dp/4814400551/
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■ 6月号の主な内容 ■
【1】「データ保護完全ガイド」のご紹介
「企業のデータはどこにある?」
【2】森井教授のサイバーフィジカルセキュリティ講座
〜安心・安全な社会を目指して〜
コード決済も詐欺の材料に!
【3】SAT部会連載コラム
【4】JEITAテープストレージ専門委員会コラム
【5】JDSF各理事・部門部会長よりのメッセージ
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【1】「データ保護完全ガイド」のご紹介
「企業のデータはどこにある?」
バックアップすべきデータがどこにあるのかについて意見交換をしています。
A:今さらですがバックアップは大切なデータを保護するための重要な手段です。
B:当たり前のことをあらためて言われると何か含みがあると思ってしまうよな。
A:つまりどこにあるデータをバックアップすればいいのかを考えてみたいです。
B:全てのデータはデータセンターの中にあるのでそれを取れば大丈夫だろうか。
A:確かにセンター内にあるサーバのデータはバックアップする必要があります。
B:サーバは物理サーバはもちろん仮想サーバもあるので取り方も違ってくるな。
A:それぞれのサーバにはデータベースや電子メールデータが保管されています。
B:大量のファイルを抱え込んでいるファイルサーバのバックアップは厄介だな。
A:規模に応じていくつかのバックアップ方法があるので問題ないと思いますよ。
B:あとはデータセンターの外にあるものと言えば仕事で使っているパソコンか。
A:意外と自分の目の前にあるパソコンのデータが一番重要なのかもしれません。
B:サーバと同じようにバックアップしているようには思えないのは気のせいか。
A:自分のパソコンのどこにどのようなデータがあるか調べてみたくなりました。
株式会社エクサ 佐野泰之
▼より詳しい内容は6章にて(amazonのサイトにアクセスします)
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【2】森井教授のサイバーフィジカルセキュリティ講座
~安心・安全な社会を目指して~
2019年6月号から、神戸大学大学院工学研究科 森井昌克教授に「森井教授の
サイバーフィジカルセキュリティ講座 ~安心・安全な社会を目指して~」と
題して、コラムを連載していただける事になりました。
第61回は「コード決済も詐欺の材料に!」です。
▼本文を読む
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【3】SAT部会連載コラム
去る5月30日、無事に今年度の年次総会を終えることができました。会員の皆様のご支援に深く感謝申し上げます。とはいえ、今年度活動に関しましては大きな運営体制の変更と緊縮予算という、大変厳しい議案へのご承認を仰ぐ総会となり改めてストレージビジネスを取り巻く環境の変化を肌身で感じている次第です。
かつてサーバについてもストレージについても、各メーカが独自性をいかに出すかに鎬を削り、単に集積度と処理能力を上げるだけではない優れた利便性や信頼性を追求し、それが実にわかりやすく利益に結びついていました。しかし皮肉なことに優れた機能・技術であるほど、市場はオープン化の名のもとにこれらメーカの利益の源泉がコモディティ化し安価になることを求め、コモディティ化のサイクルがどんどん短くなる中、メーカが開発製造にかけたコストをそれに見合う十分な利益を回収しきれないようになってしまったと感じます。肌感覚ではありますが。。
そんなところにまでムーアの法則が当てはまらないでもいいのに。
もはやストレージを単体の技術として捉え続けられなくなっている一方、ディジタルデータの爆発的な増大は皆様ご認識の通りで、ますますその置き場所・保管場所の需要は増すばかりです。
そしてもはや、自身の生成したデータがサイバー空間のどこに存在しているのか?物理的な場所を正確に把握できている方は、たとえGoogleやMicrosoft、amazonにさえ居られないのではないでしょうか?
こうなるとデータの所有権とは、その対象を仮想的に表現することしかできず、もし物理的にローデータの所有権を主張したければ、それを保管しているストレージ領域ごと守っておかなければなりません。もちろんそのローデータから生成される、例えば映像や音楽、デザイン画や小説などのデータに対して意匠権を主張することは今もされています。が、ディジタル化されてサイバー空間に放り込まれた瞬間に、どこかで勝手に複製され不正利用されることを想定して対策を講じておかなければ、「やられ損」になってしまう可能性がとても高くなります。
電子透かしや、複製制限などソフト的な対策方法はありますが、根源的なハード的な対処は
本当に難しく、もしかしたら今後、敢えてハードウェア依存でデータを守る手法が改めて評価される時代が来るかもしれませんね。
ストレージの単体技術の推移から、利用技術・応用技術まで幅広く研鑽・研究を重ねてきた
JDSFだからこその視点でこれからの新しい部会活動を再構成していきたいと考えております。
改めまして今年度部会の構成とテーマをお知らせいたしますので、その説はぜひ奮ってご参加をお願い致します。
部会コラム担当:高木
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【4】JEITAテープストレージ専門委員会コラム
「AI展示会に参加して、テープについて考えてみました」
あっと言う間に梅雨の時期になりました。
街の景色も桜から紫陽花に変化してきています。
ITの分野では相変わらずAIに関する話題が毎日のように飛び交っています。
本格的に活用もされている企業も増えているようで、今後はAIの基幹となるデータに関しても
ますます話題になっていくように感じています。
今回の記事はこの部分の記事となりますので是非本文をご覧ください。
▼本文を読む
https://www.jdsf.gr.jp/jeita/2024%E5%B9%B406%E6%9C%88
一般社団法人 電子情報技術産業協会(JEITA) テープストレージ専門委員会
https://home.jeita.or.jp/standardization/committee/tape_storage.html
本内容にてご質問などございましたら、JDSF事務局経由でお願い致します。
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【5】JDSF各理事・部門部会長よりのメッセージ
エデュケーション部門が開催するストレージセミナーについて話しています。
C:JDSFのエデュケーション部門ではどのような活動を行っているのでしょうか。
D:新任者育成プログラムと称しストレージセミナーを定期的に実施しています。
C:それはどなたを対象としてどのような目的のセミナーとなっているのですか。
D:会員会社様の新人や新任者向けに基本的スキルを付けていただける内容です。
C:ベンダーの製品のセミナーが多い中このようなセミナーはユニークですよね。
D:ストレージに関与する多くの方々の強いご要望にお応えするべく始めました。
C:ストレージとバックアップそしてストレージネットワーキングと多様ですね。
D:数年前から,JEITA様によるテープストレージのテクノロジーも加わりました。
C:意外と知られていないテープの技術について紹介するいい機会と言えますね。
D:ストレージ講座は当初はJDSF会員向けでしたが今はどなたでも参加できます。
C:2020年からはオンラインでの開催となってより一層好評だったと聞いてます。
D:おかげ様で従来の会場開催と比べて5倍以上の方々にご参加頂いております。
C:次回の開催は7月中旬と聞きましたので洗練された講演内容に期待してます。
エデュケーション部門長 株式会社エクサ 佐野泰之
JDSFメルマガは、JDSF会員メンバーにご登録をいただいております方、過去に、当団体のセミナーお申し込みで個人情報をご登録いただいた方、展示会・セミナー等にご来場の際、お名刺交換をいただいた方で当団体からのメルマガをご了承いただいた方にお送りしています。
■ Data Storage Tribune ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
発行:JDSF事務局 JDSFホームページ:http://www.jdsf.gr.jp/
ご意見・お問い合わせ:jdsf_bureau@jdsf.gr.jp
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