top of page

2024年9月

バックアップの用途を広げる

<注意>
本文中に書かれておりますURLはリンクが切れている場合がございます。
ご理解・ご了承のほどよろしくお願いいたします。

[2024年9月号] Data Storage Tribune


Data Storage TribuneはJDSF(ジャパンデータストレージフォーラム)が発行する

ストレージやデータマネジメントに関する情報提供のためのメールマガジンです。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■ 9月号の主な内容 ■


【1】「データ保護完全ガイド」のご紹介

   「バックアップの用途を広げる」

【2】森井教授のサイバーフィジカルセキュリティ講座

   〜安心・安全な社会を目指して〜

  「情報漏えい」の確認とは?

【3】部会連載コラム

【4】JDSF各理事・部門部会長よりのメッセージ  

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


【1】「データ保護完全ガイド」のご紹介


「バックアップの用途を広げる」

 バックアップデータを復旧以外に使うことについて二人で話し合っています。

A:日々取得しているバックアップデータを障害時以外にも使えないでしょうか。

B:確かにコストを要して取得しているデータを利活用したい気持ちはわかるよ。

A:例えば新しいストレージにデータを移行する場合に使えそうな気がしますが。

B:さらに定期的なバックアップによりファイルのバージョン管理も可能だよな。

A:検索機能が充実しているバックアップソフトではデータ分析も可能でしょう。

B:バックアップデータのインデックスがカスタマイズできればなお良いかもな。

A:テスト環境を構築する場合にもバックアップデータを活用する例があります。

B:スナップショット機能があれば開発やテストの環境を手早く準備できるよな。

A:データを柔軟に活用する一方でコンプライアンスについても配慮が必要です。

B:バックアップデータへの不審なアクセスを検知する機能も増えてきているな。

A:これはランサムウェア攻撃を事前に検知するために必要な機能のようですね。

B:意図的な情報漏えいのために活用されてしまうのは断固として阻止したいな。

A:バックアップデータに限らずデータを正しく使う倫理性は不可欠でしょうね。

株式会社エクサ 佐野泰之

▼より詳しい内容は9章にて(amazonのサイトにアクセスします)

https://www.amazon.co.jp/dp/4814400551/


◆◇◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◇◇◆


【2】森井教授のサイバーフィジカルセキュリティ講座

~安心・安全な社会を目指して~


2019年6月号から、神戸大学大学院工学研究科 森井昌克教授に「森井教授の

サイバーフィジカルセキュリティ講座 ~安心・安全な社会を目指して~」と

題して、コラムを連載していただける事になりました。


第64回は「「情報漏えい」の確認とは?」です。


▼本文を読む

https://www.jdsf.gr.jp/no64


◆◇◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◇◇◆


【3】部会連載コラム

テレビではよく「最高気温更新」というワードを聞いている気がしますが、

気象庁のホームページから過去データをみると、別に毎年記録更新されているわけ

ではないようです。

体感温度としては、毎日暑いせいかそんな気がしてしまうので不思議なものです。

逆に冷夏というワードは久しく聞いていませんが(冷夏が来てほしいわけでは

ありませんが)、だいぶ暑いので、日本の気温は少しクールダウンしてほしいなと

思う今日この頃です。

・・・

我々IT業界においては、暑さ対策ならぬ熱さ対策(IT機器の発熱対策)がありますが、

今非常に注目されています。

SSD・HDDを大量に搭載するストレージアレイもIT機器の中でも発熱は高い部類

ですが、それ以上に今はGPU需要によりサーバの冷却が必要と言われています。

GPUサーバ(特に大規模向け用途)は性能が上がるほど空冷では追いつかないために、

水冷を中心とした冷却技術が注目されています。

いくつかのサーバ・データセンタの冷却に関する市場予測データをみても、

2030年ごろまで15~25%程度の年平均成長率を示しており、非常に大きなマーケットに

なると考えられています。

冷却技術には水冷(液冷)・液浸が主にあり、またそれぞれの中でもいくつか手法に

違いはあるようです。

各社は業界のイニシアチブを握るためにしのぎを削っているところであり、

GPUサーバを必要とするようなAIに力をいている企業を中心に導入が進んでいます。

例に漏れず海外が先行していますが、日本も産学問わず市場において

遅れをとらないようにしたいものですね。

CTCT 廣原保志


◆◇◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◇◇◆


【4】JDSF各理事・部門部会長よりのメッセージ


 「生成AIの発展を支えるストレージ」

皆様、最近ネットで質問を書き込むと即座に返答してくれるチャットをご使用に

なったりしてませんか?しかも最近、いたるところでお目にかかりますよね?

生成AIが書き込み内容を理解し、わかりやすい文章で情報を提供してくれる。

調べる時間が短縮され、便利な世の中になったもんだと、思っています。

そんな、発展目覚ましい生成AI分野ですが、確度が高い回答を得るためには、

回答の材料となる情報(データ)の蓄積が必要だと思うのです。

このデータ蓄積を担っている一部には、昨今のストレージ製品があると思います。

生成AIで利用されるストレージでは、大量なデータを蓄積できるだけでなく

瞬時に回答を生成するために、大量にデータ読込みも行える必要があるんですね。

さらに、経営、SDGsの観点を鑑みたら、「省電力化」「低コスト化」も考え

なければいけないかもしれません。

ネットを検索すると、成長著しい生成AIを支えるAIに特化したストレージを

さまざま企業が販売しているようです。

まだまだ、ストレージに求められることは多そうです。

今後もストレージ分野へ求められることに目が離せません。

by ソロキャン野郎


◆◇◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◇◇◆



JDSFメルマガは、JDSF会員メンバーにご登録をいただいております方、過去に、当団体のセミナーお申し込みで個人情報をご登録いただいた方、展示会・セミナー等にご来場の際、お名刺交換をいただいた方で当団体からのメルマガをご了承いただいた方にお送りしています。


■ Data Storage Tribune ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


発行:JDSF事務局 JDSFホームページ:http://www.jdsf.gr.jp/

ご意見・お問い合わせ:jdsf_bureau@jdsf.gr.jp

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

(C) 2004-2024 Japan Data Storage Forum. All rights reserved.

掲載記事の無断転送・転載を一切禁じます。著作権は各筆者およびJDSFにあります。

本メールに掲載された企業名、製品名などは、一般に各社の商標または登録商標です。

bottom of page