2024年5月
重複排除機能を使いこなすには?
<注意>
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ご理解・ご了承のほどよろしくお願いいたします。
[2024年5月号] Data Storage Tribune
Data Storage TribuneはJDSF(ジャパンデータストレージフォーラム)が発行する
ストレージやデータマネジメントに関する情報提供のためのメールマガジンです。
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2023年12月27日、JDSF理事佐野泰之氏監訳、
元JDSF副理事長池田祥孝氏翻訳による、
『データ保護完全ガイド』がオライリー・ジャパンより発売!
データ保護に関わる方全員に是非読んでいただきたい本です。
▼Amazon
https://www.amazon.co.jp/dp/4814400551/
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■ 5月号の主な内容 ■
【1】「データ保護完全ガイド」のご紹介
「重複排除機能を使いこなすには?」
【2】森井教授のサイバーフィジカルセキュリティ講座
〜安心・安全な社会を目指して〜
SIMスワップ詐欺の拡大
【3】NGS部会連載コラム
【4】JEITAテープストレージ専門委員会コラム
【5】JDSF各理事・部門部会長よりのメッセージ
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【1】「データ保護完全ガイド」のご紹介
「重複排除機能を使いこなすには?」
データバックアップでよく使われている重複排除機能について話しています。
A:バックアップデータの容量を少なくする重複排除は当たり前の機能ですよね。
B:当たり前のことは当たり前なるが故に本質がつかみづらくなるから注意だな。
A:なんだかよくわかりませんがデータの容量が減ることはとっても嬉しいです。
B:ファイルの差分や増分バックアップに比べてもデータの削減率は大きいよな。
A:チャンクと呼ばれる細かい単位で重複の有無を判断する仕組みのおかげです。
B:このチャンクのサイズは設定可能なので充分にテストしてから決めたいよな。
A:また重複排除機能はどこでどのタイミングで使うかで削減率が変わりますね。
B:例えばデータを受け取ってから使うのかあるいはバックアップ中なのかなど。
A:それぞれにメリットデメリットがあるのでこれもよく考えておきたいですね。
B:重複排除機能はディスクにバックアップするから実現していると言えるよな。
A:バックアップといえばテープに取るという当たり前が変わってしまいました。
B:テープの役割も重要なのでうまくバランスを取った構成が必要だと思うけど。
A:ストレージの選択肢が増えたことでより最適なシステムが実現可能でしょう。
株式会社エクサ 佐野泰之
▼より詳しい内容は5章にて(amazonのサイトにアクセスします)
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【2】森井教授のサイバーフィジカルセキュリティ講座
~安心・安全な社会を目指して~
2019年6月号から、神戸大学大学院工学研究科 森井昌克教授に「森井教授の
サイバーフィジカルセキュリティ講座 ~安心・安全な社会を目指して~」と
題して、コラムを連載していただける事になりました。
第60回は「SIMスワップ詐欺の拡大」です。
▼本文を読む
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【3】NGS部会連載コラム
GWが終わり通常業務となりました。今年のGWは会社によっては10連休以上
となったケースもあります。
筆者は10連休後の業務でして、なかなかお休みモードの頭を仕事モードに切り
替えるのが厄介だったりします。
読者の皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
5月といえば、5月病ですとか、季節の変わり目で体調を崩したりなど、心と体の
健康管理が重要な時期ですね。
今回はそういった視点から人気のメンタルヘルスアプリについて調べてみました。
メンタルヘルスというと、最近はやりのAIを利用したチャットによる診断などが
ありそうですが、それだけではなく、心拍数や指先の画像からストレスの度合いや
自律神経の状態を診断するアプリもあるようでした。
上記のようなメンタルヘルスアプリにおいてもAIで利用するためのスケーラビリティ
とパフォーマンスの高いストレージが利活用されているかと思います。
NGSではストレージの最新技術動向やユースケースなどをまとめていきたいと
考えております。
よろしくお願いします。
SET&NGS アレルヤ
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【4】JEITAテープストレージ専門委員会コラム
「進化することの意味」
桜前線も過ぎ去り、さわやかな季節になってきました。萌える様な緑に囲まれ、 新しい年度が始まったという実感が湧いてくる今日この頃です。 今年のゴールデンウィークは前半、後半と別れており、中ほどの3日間を休めば 10連休になりましたが、皆様はどのように過ごされましたでしょうか。 円安も継続しており、海外旅行に行くというのを見送り、国内旅行をされると いう方も多かったようです。
さて、今回は少し視点を変えて「進化」というテーマのコラムです。 面白い視点での内容ですので、是非本文をご覧ください。
▼本文を読む
https://www.jdsf.gr.jp/jeita/2024%E5%B9%B45%E6%9C%88
一般社団法人 電子情報技術産業協会(JEITA) テープストレージ専門委員会
https://home.jeita.or.jp/standardization/committee/tape_storage.html
本内容にてご質問などございましたら、JDSF事務局経由でお願い致します。
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【5】JDSF各理事・部門部会長よりのメッセージ
全世界で1年間に生成、取得、複製、消費されるデータの総量は指数関数的に増大し、
2015年に15.5 ZB (Zetta Byte)であったものが、2025年には175~181 ZBまで増加
すると予測されています(複数ソース,諸説あり)。この後の文脈のために敢えて書き
ますが、過去からの蓄積データの累計ではなく、1年間で「新規」に生成、取得、複
製、消費されるデータの総量です。
面白いのは2015年に新規出荷されたHDDおよびSSDの総容量は僅かに0.55ZBで
あり、現時点で予想されている2025年時点でも2.55ZBにすぎません。どう見ても、
データの増分に対してHDD、SSDの供給量が小さすぎますね。
理由は複数考えられます。
①過去からの蓄積されたHDD、SSDの容量が相当分の容量を賄っている。
②HDD、SSD以外の記憶メディア(磁気テープ等)に多くのデータが蓄積されている。
③データ圧縮技術により、実データ容量に対してストレージ容量は小さくて済む。
④短期利用のみのデータが多く新陳代謝も盛んにおこなわれている。
等々いずれも想定される事象ではありますが、それにしても新規データの総量に対し
新規に供給されるHDD、SSDの総量が1.5%程度というのは、直感的には乖離が大き
すぎると感じます。
このギャップを埋めているストレージインフラの実態、データ保管技術、データの
ライフサイクルといった実態をとらえなければ正確な分析はできませんが、これらの
分析情報こそが我々JDSFが会員企業の皆様とともに把握し共有していくべきものだ
と考えます。
ご推察の通り、こういった情報はストレージユーザへのヒアリングを含む広範な情報
収集や知見者による分析・検証によって得られるものですので、地道で手間のかかる
ものとなります。しかし、ヒアリングのターゲットを的確に決めること、またツール
を活用したアンケート等でも相当な情報が得られますので識者が分析すれば近似値的
な解は見つかるのではないかなとも想像できます。
今年度は部会の構成について再考を進める予定です。上記例はほんの一案にすぎませ
んが「何が会員企業の皆様にとって有効な情報なのか?」まずはそれを第一に皆様の
お役に立てる、つまり参加価値の高いJDSFを目指して活動してまいりたいと考えて
おります。
担当理事:高木
JDSFメルマガは、JDSF会員メンバーにご登録をいただいております方、過去に、当団体のセミナーお申し込みで個人情報をご登録いただいた方、展示会・セミナー等にご来場の際、お名刺交換をいただいた方で当団体からのメルマガをご了承いただいた方にお送りしています。
■ Data Storage Tribune ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
発行:JDSF事務局 JDSFホームページ:http://www.jdsf.gr.jp/
ご意見・お問い合わせ:jdsf_bureau@jdsf.gr.jp
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