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2024年3月

バックアップとアーカイブの違いとは?

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ご理解・ご了承のほどよろしくお願いいたします。

[2024年3月号] Data Storage Tribune


Data Storage TribuneはJDSF(ジャパンデータストレージフォーラム)が発行する

ストレージやデータマネジメントに関する情報提供のためのメールマガジンです。

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2023年12月27日、JDSF理事佐野泰之氏監訳、

元JDSF副理事長池田祥孝氏翻訳による、

『データ保護完全ガイド』がオライリー・ジャパンより発売!

データ保護に関わる方全員に是非読んでいただきたい本です。

▼Amazon

https://www.amazon.co.jp/dp/4814400551/

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■ 3月号の主な内容 ■

【1】「データ保護完全ガイド」のご紹介

   「バックアップとアーカイブの違いとは?」

【2】森井教授のサイバーフィジカルセキュリティ講座

   〜安心・安全な社会を目指して〜

  第58回 不都合な真実(サイバー攻撃編))

【3】SET部会連載コラム

【4】JEITAテープストレージ専門委員会コラム

【5】JDSF各理事・部門部会長よりのメッセージ

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【1】ストレージ・マガジン記事

「バックアップとアーカイブの違いとは?」

再びバックアップとアーカイブの違いについて二人で意見交換をしています。

A:このテーマは今まで何度もお話してきたようが気がしますが如何でしょうか。

B:バックアップの目的はデータの復旧でありアーカイブはデータの閲覧だよな。

A:言ってしまえば確かにそのとおりで多くの人はわかっているはずなのですが。

B:以前にバックアップしたデータを有効に活用できないかという話をしたよな。

A:バックアップデータがビジネス分析用にも価値があるという話だったような。

B:データ閲覧が目的のアーカイブならわかるが何故バックアップなのだろうか。

A:強靭な検索機能を持っているバックアップソフトがあるからだと思いますよ。

B:非構造化データをファイル単位で検索し復元できれば分析用にも使えるよな。

A:時間と労力を使ってバックアップしたものをうまく使いたいという願いです。

B:気持ちはわかるがファイル単位の検索では有効な活用にも限界はあるだろう。

A:おっしゃるとおり全文検索したい場合はそれなりのインデックスが必要です。

B:やはりバックアップとアーカイブには明確な境界線があるような気がするな。

A:この本の第3章に詳しく書いてありそうなのであらためて確認してみますね。

SMS部会 株式会社エクサ 佐野泰之

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【2】森井教授のサイバーフィジカルセキュリティ講座

~安心・安全な社会を目指して~

2019年6月号から、神戸大学大学院工学研究科 森井昌克教授に「森井教授の

サイバーフィジカルセキュリティ講座 ~安心・安全な社会を目指して~」と

題して、コラムを連載していただける事になりました。

第58回は「不都合な真実(サイバー攻撃編)」です。

▼本文を読む

https://www.jdsf.gr.jp/no58

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【3】SET部会連載コラム

第19回  2024年3月                     

ストレージ観点でのオンプレミスとクラウドサービス利用の考慮点の違いは?

2月末に実家のある東北地方に滞在していました。帰省した当日の夜には深々

と雪が降り、朝にはかなり積もっていました。その後、徐々に天気が良くなり日

が差すとあっという間に雪は消えていきました。土やアスファルトの下の地面は、

段々と温まってきているのですね。ちょっとした事ですが、春の訪れが近い事を

感じました。春夏秋冬の季節の廻りとしては、冬から早春への移行時期です。

SET部会活動「オンプレとクラウドでストレージを利用する際にどこが違う

のか」の調査・まとめも進んできております。JDSF新春セミナーの活動報告

でも申し上げましたが、ライフサイクルの観点で、どのような部分が違うのかの

内容はまとまってきております。もう少し見直しをかけ、3月末には初版を完成

出来る予定です。前回の部会コラムでも記載しましたが、以下の様な点に違いが

あるという事がわかりました。

・設計の段階においては多くの観点で異なる検討が必要

オンプレミスとクラウドサービスでは、システムを構成するアーキテクチャが

異なることを意識し、求めるシステム要件を満たす為にどのように構成すれば

良いかを考える必要がある。オンプレミスが自分で製品を選定・組み上げるの

に対して、クラウドサービスではどのようなパーツがどの様なサービス仕様で

提供されるのかを理解することが重要になります

・物の有無・管理が大きく違う

オンプレミスでは物があり、それを管理する必要がありますが、クラウドサー

ビスではそれらは基本的にサービス提供ベンダ側の対応となります。障害対応

に向けた検討や検証、故障時などの保守対応等では、考え方を大きく変える必

要性が出てきます。

・クラウドサービス利用は、責任共有モデルであること

システムリソースはオンプレミスでは占有、クラウドは基本的に共有であるこ

との意識を持つことと、そのあたりについてのサービス仕様や契約内容をしっ

かりと理解することが重要になります

これらの内容を、ライフサイクルで考えた段階やフェーズごとに、いくつかの項

目で比較していますので、オンプレミスとクラウド利用時の違いが、どの部分に

どの様な内容があるのかをご理解して頂けると思っています。ご期待ください。

JDSF SET部会長

富士通(株)齊藤

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【4】JEITAテープストレージ専門委員会コラム

「テクノロジーの進化を支えるテープストレージのお話」

本年もあっという間に3月になりました。今年の冬は暖冬となっており、毎年雪が多い地域でもかなり少なくなっているようです。ちなみに東京の本年2月20日に観測された23.7℃は観測史上4位で1位は1930年2月24日の24.9℃です。

単純に温暖化が加速している・・とは言えないとは思いますが、確実に温暖化は進んでいると思います。

さて、昨年以降AI、LLMなどに関する話題が急激に増えています。実際に活用されている企業も増えており、今後はますます拡大する市場とみられています。

市場拡大に伴いデータ量の増加や消費電力問題なども課題になってきています。

今回のコラムはこの領域でのデータ増加への対応に関する内容です。

是非本文をご覧ください。

▼本文を読む

https://www.jdsf.gr.jp/jeita/2024%E5%B9%B403%E6%9C%88

一般社団法人 電子情報技術産業協会(JEITA) テープストレージ専門委員会

https://home.jeita.or.jp/standardization/committee/tape_storage.html

本内容にてご質問などございましたら、JDSF事務局経由でお願い致します。

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【5】JDSF各理事・部門部会長よりのメッセージ

2023年度を振り返ってみると、IT業界全体では生成AIが非常に盛り上がった1年でしたがガートナーのハイプ・サイクルによれば、2023年は「黎明期~過度な期待のピーク期」であるとのことでした。

(発表時点で「幻滅期」に入っているものは無し。)

2024年はどう位置づけが変わっていくのかは中々予想は難しいところではありますが、ストレージが生成AIと関わる部分としては、シンプルに「データを生成するための元データの保存場所」と「生成したデータの保存場所」ということがありますので、必然的にエッジからデータセンタまでストレージの需要は増えることと思います。

(容量増もですが、応答速度やIOPsの要求も上がるでしょう。)

そんな中でAIの利用はフラッシュの普及が前提だったと言ってもいいかもしれませんし、今後のフラッシュを用いたストレージの需要増は容易に予想することができます。

また、AIを取り巻くデータ全体を「率」で考えると、「アクセス頻度は低いけど捨てられないデータ」も増えていくためフラッシュだけでなくHDDやテープ等も適材適所で需要は高まるでしょうから、ストレージ・メディア、およびアレイは全体的に上向きになり、昨今のセキュリティ対策等も相まり、と全体的に投資はされるものと期待できます。

もちろんワークロード次第ではパブリッククラウド(のストレージ)という選択肢もありますが、いづれにしてもAIがストレージ市場への影響を与えることは良いことだと思いますし、ストレージ業界に身を置く立場としては、活況は歓迎されますね。

JDSFではストレージそのものだけではなく、関連した話についても一緒に議論できる企業・個人の皆様を随時会員募集しておりますので、どうぞお気軽にお声がけください。

CTCT 廣原保志


 

JDSFメルマガは、JDSF会員メンバーにご登録をいただいております方、過去に、当団体のセミナーお申し込みで個人情報をご登録いただいた方、展示会・セミナー等にご来場の際、お名刺交換をいただいた方で当団体からのメルマガをご了承いただいた方にお送りしています。

■ Data Storage Tribune ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

発行:JDSF事務局 JDSFホームページ:http://www.jdsf.gr.jp/

ご意見・お問い合わせ:jdsf_bureau@jdsf.gr.jp

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