
2025年3月
バックアップをクラウドで
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ご理解・ご了承のほどよろしくお願いいたします。
[2025年3月号] Data Storage Tribune
Data Storage TribuneはJDSF(ジャパンデータストレージフォーラム)が発行する
ストレージやデータマネジメントに関する情報提供のためのメールマガジンです。
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■ 3月号の主な内容 ■
【1】「データ保護完全ガイド」のご紹介 「バックアップをクラウドで」
【2】森井教授のサイバーフィジカルセキュリティ講座 〜安心・安全な社会を目指して〜
第70回 詐欺の本質 ~さらに身近になった詐欺~
【3】部会連載コラム 「クラウド間の架け橋」
【4】JDSF各理事・部門部会長よりのメッセージ
「AIエージェントとストレージ、そしてデータセキュリティ」
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【1】「データ保護完全ガイド」のご紹介
「バックアップをクラウドで」
クラウドストレージを利用したバックアップについて意見交換をしています。
A:クラウド上にあるストレージを使ってバックアップするメリットは何ですか。
B:データはクラウド上のサーバに保存されるので物理的な故障の心配が無いな。
A:初期投資を抑えて必要に応じてストレージ容量を増やすことができますよね。
B:災害対策として地震や火災などの災害時にもデータが安全に保管できるよな。
A:インターネット接続があればどこからでもバックアップやリストア可能です。
B:ただバックアップデータのセキュリティの観点からは課題はありそうだよな。
A:クラウドサービスプロバイダーのセキュリティ対策に依存してしまう点です。
B:プロバイダーのサービス停止や障害があるとデータを利用できなくなるよな。
A:対策や対応をプロバイダーに委ねなければならない点は致し方ないですよね。
B:クラウドの長期間の使用や大容量のデータ保存にはコストがかさみそうだな。
A:大容量のデータを復元する際には時間やコストがかかる場合もありそうです。
B:オンプレミスのストレージを利用した場合と比べてみるのは必須だと思うよ。
A:バックアップはもちろんデータを復元する場合を考えて比較検討してみます。
株式会社エクサ 佐野泰之
▼関連した詳しい内容は15章にて(amazonのサイトにアクセスします)
https://www.amazon.co.jp/dp/4814400551/
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【2】森井教授のサイバーフィジカルセキュリティ講座
~安心・安全な社会を目指して~
本メールマガジンでは、神戸大学名誉教授・特命教授 森井昌克先生に「森井教授のサイバーフィジカルセキュリティ講座 ~安心・安全な社会を目指して~」と題して、コラムを連載していただいております。
第70回は「詐欺の本質 ~さらに身近になった詐欺~」です。
▼本文を読む
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【3】部会連載コラム
「クラウド間の架け橋」
最近、暖かい日と寒い日が入り混じってきましたね。
私の住む地域でも梅が開花しはじめ、春の兆しを感じることができるようになりました。
梅にもいろいろな種類があるのですね。
生息している梅の系統だけで「野梅系、緋梅系、豊後系の紅梅、白梅」もあるそうです。
各系統で花も違いますし、実の利用方法も違うそうです。
いろいろな種類といえば、クラウド環境もだいぶ増えましたね。
様々なクラウドベンダーを利用して業務を進めていると思いますが、使ってみると「この機能は〇〇のクラウドを使ったほうが快適そう?」とか、出てくるころではないでしょうか?
また、サービスによっては、クラウドベンダー側の提供が終わるかもしれません。
そこで、最近では、複数のクラウドベンダー間で使用可能なストレージが開発されています。あるクラウドから、別のクラウドへの移行をスムーズに行うため、ストレージがひと役買っているのです。また、データをクラウドベンダーにロックインされることのないようにすることもできますね。
クラウドと何か結ぶ架け橋にもストレージは活躍してます!
まだまだ、ストレージに求められることは多そうです。
今後もストレージ分野へ求められることに目が離せません。
ソロキャン野郎
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【4】JDSF各理事・部門部会長よりのメッセージ
「AIエージェントとストレージ、そしてデータセキュリティ」
人工知能を利用して特定のタスクや機能を実行するソフトウェアプログラムであるAIエージェントが、今なお注目されています。AIエージェントを効果的に機能させるためには、大量のデータを保存し迅速にアクセスできるストレージシステムが不可欠です。様々なAIエージェントがある中、それぞれに適応したストレージを選択することになりますが、そのためにはストレージについての正しい知識と理解が必要です。また、AIエージェントは大量のデータを処理しユーザーの要求に応じたタスクを実行することから、そのデータには個人情報や機密情報が含まれることが多く、適切なセキュリティ対策が必要と言えます。
JDSFでは、「ビギナーのためのストレージ講座」にてストレージ技術に関する基本的な知識を提供するためのウェビナーを今年度も3回実施しました。この講座にて受講者の方々にはストレージに関するベンダーニュートラルな知識を知るきっかけとなったと自負しています。これがAIを取り巻くビジネス環境に必要な情報として活用していただければ幸いです。また、本メールマガジンにて毎月寄稿いただいているJDSF顧問の森井先生のセキュリティに関するコラムにて、リアルかつ切実な現状およびその対策についてご紹介いただいています。さらに先月の18日には、JDSFの新春セミナーとして「AIとデータセキュリティに関する最新情報のアップデートと勘所」をテーマとし、リアル会場とオンラインのハイブリッド形式で開催し、大変多くの方々にお集まりいただけました。データセキュリティについて考え、実践していただく機会となったと思います。
今年度も、JDSFの活動に多大なご支援とご協力いただきありがとうございました。
引き続き来年度においても、皆さまのビジネスに役に立つ話題や情報を発信してまいりますので、今後ともJDSFへのご指導とご支援のほどよろしくお願い申し上げます。
JDSF理事長 佐野泰之
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