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2025年2月

バックアップソリューションの課題とは?

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ご理解・ご了承のほどよろしくお願いいたします。

[2025年2月号] Data Storage Tribune


Data Storage TribuneはJDSF(ジャパンデータストレージフォーラム)が発行する

ストレージやデータマネジメントに関する情報提供のためのメールマガジンです。


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■ 2月号の主な内容 ■


【1】「データ保護完全ガイド」のご紹介

   「バックアップソリューションの課題とは?」

【2】森井教授のサイバーフィジカルセキュリティ講座

   〜安心・安全な社会を目指して〜

   第69回 電話番号偽装 ―ナンバースプーフィングー

【3】部会連載コラム

【4】JDSF各理事・部門部会長よりのメッセージ

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【1】「データ保護完全ガイド」のご紹介


「バックアップソリューションの課題とは?」

 従来のバックアップソリューションの課題について二人で話し合っています。

A:現状のバックアップには様々な課題があるかと思いますがいかがでしょうか。

B:問題のないソリューションはないとはいえ気がついた課題は解決しないとな。

A:まずはデータ量増加に伴いストレージやリソースのコストが増加する点です。

B:復旧に使用できない古いデータや重複したデータは漏れなく排除したいよな。

A:必要なデータがすぐに見つからないとそれだけデータ復旧に時間を要します。

B:最近はバックアップデータはオンプレミスだけでなくクラウドにもあるよな。

A:復旧させるのに必要なデータの特定や管理が難しくなりつつあると思います。

B:システムの復旧に時間を要して業務に大きな影響を与えるのは避けたいよな。

A:またデータのバックアップとリカバリはセキュリティが常に懸念されますね。

B:バックアップデータを暗号化する情報漏えい対策はマストかもしれないよな。

A:自然災害やサイバー攻撃を想定したデータの保護も考える必要がありますね。

B:バックアップデータの遠隔地保管に加え改ざんや削除を防ぐ機能も必要だね。

A:必要なデータを常に確保して迅速に復旧する回復力を養うことが課題ですね。

株式会社エクサ 佐野泰之

▼関連した詳しい内容は14章にて(amazonのサイトにアクセスします)

https://www.amazon.co.jp/dp/4814400551/


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【2】森井教授のサイバーフィジカルセキュリティ講座

~安心・安全な社会を目指して~


 本メールマガジンでは、神戸大学名誉教授・特命教授 森井昌克先生に「森井教授の

サイバーフィジカルセキュリティ講座 ~安心・安全な社会を目指して~」と

題して、コラムを連載していただいております。


第69回は「電話番号偽装 ―ナンバースプーフィングー」です。


▼本文を読む

https://www.jdsf.gr.jp/no69


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【3】部会連載コラム

 強力な寒気の影響で連日報じられる大雪の予報。帯広では1日の降雪量が

120cmを記録したとのニュースに触れ、普段比較的積雪量の少ない太平洋側

の帯広での "予想外" の事態に大変驚きました。

 ところで降雨雪の予報精度というのは上がっているものなのでしょうか?

ふと気になり気象庁のサイトを覗きました。「当日」の降雨予想の精度はこの

20年ではあまり大きな変化はなく凡そ85〜86%の的中率となっています。

一方で「むこう1週間」の降水有無の予想となると精度向上が見られます。

例えば2004年には的中率70%であったものが、2024年には77%まで上がっ

ています。更に、皆さんもお気づきのことと思いますが気象庁だけではなく

日本気象協会やウェザーニュースからはピンポイントなエリア予報や、業種

別に特化した予報メニューが提供され正確性と充実度の両面で利用者の満足

度を押し上げるようなサービスが展開されています。


 これらの予報サービスの質・量の向上にはITの技術的な進化が欠かせな

いこともまた、JDSF会員のみなさまにとっては想像に固くない事実なのでは

ないでしょうか? では、ITのチカラがどのように貢献できているのか?

少し調べてみました。


 気象予報にはさまざまなアルゴリズムが活用されています。主なものだけ

でも「主成分分析」「クラスター分析」「決定木分析」「ニューラルネットワー

ク」「自己回帰型モデル」「状態空間モデル」「決定分析」などがあげられます。

更に、これらの予想モデルの基礎となる気象データの分析として大気の状態

を予測する「数値天気予報」があります。数値とは気温、気圧、湿度、風速、

風向などの物理量のことで、これらの数値の変化の予測には「流体解析」が

欠かせません。流体解析には浮動小数点演算を高速にこなすスパコンが不可

欠であり、加えて予報サービスの多様化に有効なAIの利活用にも浮動小数点

演算を高速化するGPU搭載のプラットフォームが必須になっています。


 膨大な観測データの積み重ね、それを解析するアルゴリズム、更にそれ

を高速に処理するプラットフォームが揃ってはじめて精度とメニューの多

様性をそなえた気象情報サービスが提供されます。

 つまりビッグデータの収集・蓄積・分析・分析結果の保存のサイクルを

回していくことのできるIT基盤が不可欠であり、この基盤の構築において

はJDSF会員の皆さんが保有するノウハウやソリューションが大変有益な

物になります。有形・無形にかかわらず皆様のお持ちの知見や資産を形に

する役割を部会活動で担っていければ、当団体の価値が上がり、皆さんの

参加意義も高まると考えております。


 引き続きJDSF部会活動へのご参加・ご支援の程宜しくお願い致します。


JDSF理事 高木


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【4】JDSF各理事・部門部会長よりのメッセージ

 来る3月6日(木)に「ビギナーのためのストレージ講座」をWebinar形式で開催致します。今回も電子情報技術産業協会(JEITA)テープストレージ専門委員会様との共催です。

JDSF会員会社の社員の方、個人会員、ユーザー会員、特別会員の方ならどなたでもご参加可能ですので、ぜひご参加下さい。


■主催:ジャパンデータストレージフォーラム(JDSF)

    電子情報技術産業 協会(JEITA)

■開催日:2025年3月6日(木曜日)

■プログラム:

13:30~13:35開会挨拶

13:35~14:20ストレージ概論

14:20~14:25休憩

14:25~15:25ストレージネットワークの基礎

15:25~15:40休憩

15:40~16:25テープストレージのテクノロジー

16:25~16:30休憩

16:30~17:15 バックアップ・アーカイブ概論

17:15 閉会挨拶

※プログラム内容は変更する場合があります、ご容赦ください。


■ご案内:別途webinarの参加ご案内をメールにて送付させていただきます。

当日はその中のURLをクリックしてご参加ください。

■定員:100名(予定)

■参加費:無料


参加のお申込は下記の「参加お申込み受付フォーム」からお願い致します。

https://ctc-g.zoom.us/webinar/register/WN_9RFbSUkRTCCNHolMOtCjcw


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JDSFメルマガは、JDSF会員メンバーにご登録をいただいております方、過去に、当団体のセミナーお申し込みで個人情報をご登録いただいた方、展示会・セミナー等にご来場の際、お名刺交換をいただいた方で当団体からのメルマガをご了承いただいた方にお送りしています。


■ Data Storage Tribune ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


発行:JDSF事務局 JDSFホームページ:http://www.jdsf.gr.jp/

ご意見・お問い合わせ:jdsf_bureau@jdsf.gr.jp

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