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2024年11月

ランサムウェアが全てを変えた

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ご理解・ご了承のほどよろしくお願いいたします。

[2024年11月号] Data Storage Tribune


Data Storage TribuneはJDSF(ジャパンデータストレージフォーラム)が発行する

ストレージやデータマネジメントに関する情報提供のためのメールマガジンです。

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「ビギナーのためのストレージ講座」のご案内


来る11月18日(木)に「ビギナーのためのストレージ講座」を開催致します。


今回も電子情報技術産業協会(JEITA)テープストレージ専門委員会様との共催です。

JDSF会員会社の社員の方ならどなたでもご参加可能ですので、ぜひご参加下さい。



■日時:2024年11月28日(木曜日)13時30分~17時20分

■形式:Zoomウェビナーによるオンラインセミナー

■参加費:無料

■申し込み:https://ctc-g.zoom.us/webinar/register/WN_KcHyk5wgRheLvq03mcMkcg


■アジェンダ(詳細):https://www.jdsf.gr.jp/event-info-jdsf


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■ 11月号の主な内容 ■


【1】「データ保護完全ガイド」のご紹介


   「ランサムウェアが全てを変えた」


【2】森井教授のサイバーフィジカルセキュリティ講座


   〜安心・安全な社会を目指して〜


   第66回 もっとよく使われるパスワードは123456、そのわけは?


【3】部会連載コラム


【4】JEITAテープストレージ専門委員会コラム


【5】JDSF各理事・部門部会長よりのメッセージ


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【1】「データ保護完全ガイド」のご紹介


「ランサムウェアが全てを変えた」

ディザスタリカバリとランサムウェアの関係について二人で話をしています。

A:ランサムウェアによってディザスタリカバリはなにが変わったと思いますか。

B:想定している災害が地震などの自然災害だけではないだろうということかな。

A:ただデータが使えなくなることを想定して対策する点は変わりないですよね。

B:ランサムウェアの場合は被害を受けた組織だけが復旧作業が必要となるよな。

A:周りの社会活動は正常に稼働している点が自然災害による状況と異なります。

B:つまり速やかに復旧しないと企業の収益に多大な影響が出るということだな。

A:またランサムウェアでは窮地に立たされ縋ってしまいそうな策がありますね。

B:データを復元させるためにやむを得ず犯罪者に身代金を払うということかな。

A:暗号化を解除するためは時間がかかる上そもそも成功する保証はありません。

B:やはりデータを保護するためにバックアップを準備しておくのがマストだな。

A:復旧に使える確実なバックアップデータをどこにどのように確保するかです。

B:そのデータを安全なディザスタリカバリサイトにも配置するのが有効だよな。

A:どれくらいでデータ復旧できるかを手順とあわせ常におさえておきましょう。

株式会社エクサ 佐野泰之

▼より詳しい内容は11章にて(amazonのサイトにアクセスします)

https://www.amazon.co.jp/dp/4814400551/


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【2】森井教授のサイバーフィジカルセキュリティ講座

~安心・安全な社会を目指して~


 本メールマガジンでは、神戸大学大学院工学研究科 森井昌克教授に「森井教授の

サイバーフィジカルセキュリティ講座 ~安心・安全な社会を目指して~」と

題して、コラムを連載していただいております。


第66回は「もっとよく使われるパスワードは123456、そのわけは?」です。


▼本文を読む


https://www.jdsf.gr.jp/no66


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【3】部会連載コラム

 「オンプレミスSTaaSでストレージ購入はOpex型へ移行」

 オンプレミスストレージで使った分だけ支払うモデルについて話しています。

A:オンプレミスでもパブリッククラウドの様に使いたいニーズがあるようです。

B:ファイルストレージ等はパブリッククラウドサービスが充実しているからな。

A:セキュリティ上クラウドには配置したくないデータがあるのも事実なのです。

B:だからオンプレミスでもクラウドで享受できるサービスを求めたくなるのか。

A:そこでまず考える必要があるのはストレージに掛かる費用ということですね。

B:クラウドの従量課金の仕組みをオンプレにも適用してみようということだな。

A:使った分だけ支払うという言わば富山の置き薬のようなビジネスモデルです。

B:うちの休憩室にも沢山のお菓子やカップ麺等が置いてあるけどあれと同じか。

A:欲しい時に欲しいものが手元にありそれがすぐに使えるのは魅力的でしょう。

B:特に今は新規のアプリケーションを立ち上げるためのスピードが重要だよな。

A:それにはストレージ容量やパフォーマンスの拡張性の良し悪しが影響します。

B:でも使用した分だけ支払う仕組みのオンプレへの適用はまだ課題はあるよな。

A:ストレージとしての選択肢が増えるのでユーザにはメリットとなるでしょう。

 

はぐれSE純情派


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【4】JEITAテープストレージ専門委員会コラム

「Inter BEE 2024出展のご案内」

 ようやく厳しかった残暑も一段落しました。皆さんいかがお過ごしでしょうか。

毎年この時期は紅葉前線の発表をみておりますが、身近な高尾山の予想が11/18

となっておりました。

例年も11月中旬のようで、一気に季節が進んだ感じがしております。

 今回はInter BEE 2024の出展のご案内です。詳細は以下をご覧ください。

 来る11月13日から11月15日までの期間、Inter BEE 2024が幕張メッセにて

開催されます。今年も当委員会は幕張メッセでリアル展示の形で参加致します。

今年のリアル展示会場では、昨年よりも更にブースを拡大してテープストレージ製品

やソリューションを展示、更にテープストレージに関するセミナーもご覧いただける

ように準備しております。

 

 デジタル化により高品質化が進む映像・音楽・コンテンツ等のデータは大容量

化が進み、アーカイブやデータのセキュリティの確保、更にはカーボンニュー

トラル、更にはサスティナビリティへの対応が求められています。これらに対して

テープストレージがどのようにお手伝いできるのかをご紹介いたします。

展示会場では、テープストレージをご理解していただけるように、「テープドライブ」

や「テープライブラリ」のハード製だけではなく、テープ製品を含むソリューション

についても展示・ご紹介すると共に、テープストレージのロードマップや特長、さらに

マイグレーションに関する情報なども併せてご紹介いたします。

会場には常時委員会のメンバーがおり、上述の内容の紹介や説明を行っていますので、

最新のテープの動向など、興味がある方はぜひ展示エリアにお越しください。

また、アンケートご回答でのノベルティプレゼント等も準備しております。

 

 Inter BEE2024オンライン側でも、テープストレージの特長や利用シーン等がわかる

動画や資料を掲載しておりますので、そちらもご覧いただければと思います。

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Inter BEE 2024 幕張メッセ会場

- 開催期間: 2024年11月13日(水)~2024年11月15日(金)

- 会場: 千葉市美浜区・幕張メッセ 【ホール4展示会場4609】

Inter BEE 2024 オンライン会場

- 公開期間: 2024年10月3日(木)~2024年12月13日(金)

- 会場:Inter BEE Top Page https://www.inter-bee.com/ja/

- JEITAテープストレージ専門委員会 展示エリア

https://www.inter-bee.com/ja/forvisitors/exhibitor_info/detail/detail.html?id=221

*会場への入場、展示内容の閲覧は無料来場登録していただく必要があります。

来場事前登録はこちら

https://reg.jesa.or.jp/?act=Form&event_id=26


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一般社団法人 電子情報技術産業協会(JEITA) テープストレージ専門委員会

https://home.jeita.or.jp/standardization/committee/tape_storage.html


本内容にてご質問などございましたら、JDSF事務局経由でお願い致します。


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【5】JDSF各理事・部門部会長よりのメッセージ

 データ分析について、門外漢でありながら一考してみました。

 東アジアでの軍事的バランスに不安がつのり、更にウクライナの戦争が混迷する一方で、日米ともに政権運営に変化が起こり経済的な先行きにも不安がよぎる今日この頃、これから年末・新年に向けてせめて国内の政治・経済共に落ち着きを見せてくれることを望んでやみません。

 こういった漠たる不安感にさいなまれたとき、ある人は懸命に現状の把握に努め分析的に対応策を見つけようとし、ある人はこれから起きることに対して安寧でいられることを神や仏に祈ります。実際には多くの人がそのいずれもを試みるのではないでしょうか? これから起きることを「予言」することができる能力とは、どこか奇想天外な未知の能力であり、それを成しうる存在を神と呼んだりします。(ちなみにその予言を神に代わって人々に伝えることを「預言」と言い、それをできる人がいつの間にかまた神になってしまっていたりします。ややこしい。)

 一方で過去の経験値や言い伝えに基づいて将来を見通す場合は「予見」となります。よりアナログなものや本能的な要素の強いものは「予知」と言ったりしますが、実データに基づいた分析的なものだと「予測」となり信憑性が高い情報となります。私が若かりし頃は来るべき大地震について「地震予知」というのが一般的で多くが宏観現象のことを面白おかしく扱っていたり、せいぜい過去の記録から震災発生の頻度と間隔を基に大雑把な発生時期をシミュレートしたものでしかありませんでした。昨今では地震発生のメカニズムとそれに関連する新たな観測対象も明らかになり始め、より精度の高い分析と直前警報が試みられるようになってきました。ようやく「予測」の体をなしてきたと言えるのではないでしょうか?

 冒頭の国際情勢や経済動向となると、その分析すべき要素が多岐にわたり、さらに人々の思惑も含めた非常に流動性が高い情報に強い影響を受けるため「予測」が難しくなります。如何に優秀なAIエンジンを使い信憑性が高くかつ豊富なデータを分析できたとしても、その結果が出される瞬間、瞬間で刻々と結果変わる物であることは容易に想像できます。分析のアルゴリズムにおいて普遍(定常)的な法則性や指向性に対して強く働きかける変動要素や固有の影響力をどの程度まで加味するかがデータアナリストの腕の見せ所になります。優秀な棋士の頭脳とは、ある意味これを具現化した存在なのでしょう。

 日本の総裁選も米国の大統領選も、いかに多くのマスコミの「予知」がその論調も含めて的を外していたことでしょうか。おそらくは、多くの場合が個人の思惑や志向・信条に左右されて希望的観測が盛り込まれた結果であのような論調になっていたのではないか?と邪推してしまいます。マスメディアの発信はある意味、それ自体が結果を左右する要素でもあるわけですから、それを受け止める側が多少なりともその匙加減を読み切らないといけないのも事実ですが。

 われわれITが最も寄与すべきは、事実に基づいたディジタルなデータや分析結果を導き出すことであり、特に分析のアルゴリズムに分析者の個人的な志向や信条を反映せずにあるべき姿を貫くことこそが存在価値になっていくのだということを、このところの一連の動向を見ながら改めて感じました。「質・量のそろったデータ」 X 「正しい分析アルゴリズム」 = 「信頼できる結果」を導き出せるITプラットフォームを提供すべく、JDSFもその一隅に身を置いていたいと考えた次第です。

11月号担当理事 高木


JDSFメルマガは、JDSF会員メンバーにご登録をいただいております方、過去に、当団体のセミナーお申し込みで個人情報をご登録いただいた方、展示会・セミナー等にご来場の際、お名刺交換をいただいた方で当団体からのメルマガをご了承いただいた方にお送りしています。




■ Data Storage Tribune ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


発行:JDSF事務局 JDSFホームページ:http://www.jdsf.gr.jp/

ご意見・お問い合わせ:jdsf_bureau@jdsf.gr.jp

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