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2023年10月

SaaSのデータ保護を考える

<注意>
本文中に書かれておりますURLはリンクが切れている場合がございます。
ご理解・ご了承のほどよろしくお願いいたします。

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         [202310月号] Data Storage Tribune


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Data Storage TribuneJDSF(ジャパンデータストレージフォーラム)が発行する

ストレージやデータマネジメントに関する情報提供のためのメールマガジンです。


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 10月号の主な内容 ■


1】ストレージ・マガジン記事

   SaaSのデータ保護は難しいが大事なことだ

2】森井教授のサイバーフィジカルセキュリティ講座

   ~安心・安全な社会を目指して~

  ドコモ口座のドメイン騒動

3SAT部会連載コラム

4JEITAテープストレージ専門委員会コラム

5JDSF各理事・部門部会長よりのメッセージ


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1】ストレージ・マガジン記事


SaaSのデータ保護は難しいが大事なことだ」


 SaaSにおけるデータ損失の対策と対応について二人で意見交換をしています。


A:今回の話題のSaaSでのデータ損失と保護についてはどのように思われますか。

B:ついつい見逃してしまいそうだけど避けては通れない切実なことだと思うよ。

A:今一度どのようなことでデータを損失させてしまうのかを考えてみましょう。

B:圧倒的に多いのは消してはいけないものを間違って消してしまうことだよね。

A:削除のメニューが絶妙な個所にある場合は間違えてクリックしてしまいます。

B:不要な古い世代のデータを自動で消す仕組みは網羅的なテストがマストだな。

A:オンプレからクラウドにデータを移動する際も損失のリスクがありますよね。

B:数多くのファイルを扱うクラウドサービスが増えているので留意が必要だな。

A:悪意を持った人による削除やウイルス感染などの対策と対応も欠かせません。

B:世界規模でランサムウェア等のサイバー攻撃の流行も見逃せない現状だよな。

A:対策としてデータをバックアップすることはSaaSに限った話ではないですね。

B:自分たちが利用しているSaaSのデータをバックアップする意識が薄いのかな。

A:SaaSだとしてもデータは自らで管理し守っていく意識が必要なのでしょうね。


                   SMS部会 株式会社エクサ 佐野泰之


▼本文を読む

https://k.d.combzmail.jp/t/b5d1/m0qjtvq172cz1de3pf6KV


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2】森井教授のサイバーフィジカルセキュリティ講座

   ~安心・安全な社会を目指して~


20196月号から、神戸大学大学院工学研究科 森井昌克教授に「森井教授の

サイバーフィジカルセキュリティ講座 ~安心・安全な社会を目指して~」と

題して、コラムを連載していただける事になりました。


53回は「ドコモ口座のドメイン騒動」です。


▼本文を読む

https://k.d.combzmail.jp/t/b5d1/m0qjuvq172cz1de3pfcKA



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3SAT部会連載コラム


株券・証券のことを英語でSecurityということに「?」と思ったことのある方は

多いのではないでしょうか。なんとなく大切なもので安全に保管されるべきもの

だからかな?と捉えている方もおられるかと思います。ほぼ正解です。

 Securityの語源はラテン語の Se  Cura だそうです。Se は離れた状態もしくは

xxではない状態(without)を表し、Cura は心配、注意、気配りといった意味が

あるそうです。ふむふむ、「心配ない状態」という意味で、金銭的価値の証として

の証券を表す言葉になったんですね。

 ではITで使われる Security とはどういう状態を表しているのでしょうか?

オンライン翻訳で Security を調べると警備員や保証、担保など様々な言葉が出て

きます。安全な状態を保つ「保安」が一番近いでしょうか。

しかしどうもしっくり来ません。

 そんなわけで Security は「セキュリティ」と表記するのがもっとも無難なので

しょう。横文字表現の乱発には何かと揶揄する向きもありますが、これは仕方がない。

 ではセキュリティが担保された状態とはどのような状態か?

 これは機密性、安全性、可用性の3要素が満たされた状態ですよとか、さらに

4要素を加えた7要素が保たれた状態ですよとかと定義されています。

そうまでしないと適切に表せないのがこの「セキュリティ」という言葉の難解さと

言えます。

 いまSAT部会ではストレージやデータ管理の観点で、このセキュリティについて

具体性のある実現方法を体系的にまとめる作業を進めています。知見をお持ちの方

のご支援をいただければありがたく、ご興味のある方は事務局まで是非ご一報ください。


SAT部会長 高木



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4JEITAテープストレージ専門委員会コラム


JEITA テープストレージ専門委員会コラム


CEATEC 2023 CONFERENCE オンラインセッションでの講演配信」


ようやく朝晩の気温も下がってきて、季節も進んできたと感じられる

ようになってきました。

夏の疲れがこの時期に出ることも多いようですので、皆様体調には

十分ご留意いただければと思います。


さて、当委員会は、2023102日(月)~31日(火)の期間に

オンラインで開催されている「CEATEC 2023 CONFERENCE オン

ラインセッション」にて、講演を配信しています。

デジタルイノベーションを推進する中で課題となるランサムウェアや

カーボンニュートラルといったテーマに触れながら、テープストレージの

最新情報を発信しておりますので是非ご視聴ください!


それでは本文をご覧ください。


▼本文を読む

https://k.d.combzmail.jp/t/b5d1/m0qjvvq172cz1de3pfizc



一般社団法人 電子情報技術産業協会(JEITA) テープストレージ専門委員会

https://home.jeita.or.jp/standardization/committee/tape_storage.html


本内容にてご質問などございましたら、JDSF事務局経由でお願い致します。


 

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5JDSF各理事・部門部会長よりのメッセージ


 いつまで酷暑が続くのかと思いきや、ようやく秋らしい季節となりました。先日、富士山で今

期初冠雪のニュースを聞き、エアコンのフィルターを掃除して暖房の試運転をしてみました。

毎年感じるのですが、秋は短く、すぐに冬がくるのでしょうね。。


 JDSF SMS部会活動は、SET部会、NGS部会と共同で活動を進めている関係で、今年

度は前年度(22年度)にまとめた「ストレージ利用における省エネ貢献」資料の情報発信を

進めています。

 省エネに関連するキーワードとして、最近よく耳にする「GX(グリーントランスフォーメーション)

について、ストレージ利用との関係について、少し調べてみました。


GX(グリーントランスフォーメーション)とは】

 温室効果ガスを発生させる化石燃料(石炭、石油、天然ガスなど)から、太陽光発電や風

力発電などのクリーンエネルギー中心へと転換し、経済社会システム全体を変革しようとする

取り組みを指します。


GXDX(デジタルトランスフォーメーション)の関係】

GXを推進する上では、多くの新しいデジタル技術の活用や、データの利活用による「DX」が必

要で、判りやすい例ではEV(電気自動車)の活用があります。EV車の活用はバッテリーの充

電技術や、充電設備のコントロールなど多くの新しい技術が活用され、そのデータを利活用する

ことで、車や設備の管理効率化や、高稼働率化が進められています。

EV車の活用に限らず、DXの取り組みでは多くの「データ」を利活用することで実現しています。


【データ利活用を下支えするストレージ】

ここまで掘り下げるとストレージの利用が見えてきます。ストレージの利用形態は、その目的により

多岐にわたりますが、最終的にデータを記録して蓄積する場所にはストレージシステムが稼働して

います。SMS部会で22年度にまとめた「ストレージ利用における省エネ貢献」資料では、ストレー

ジにおける様々な省エネ貢献技術や事例をまとめています。「GX」や「DX」を考える上でも、有効

な情報であると考えますので、まとめた内容を積極的に情報発信していきたいと思います。


 季節外れのインフルエンザ流行など、少し今までとは違う秋となっておりますが、皆様体調を崩さ

れませんよう、どうぞご自愛下さい。


                      SMS部会  須賀田 勉


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当団体のセミナーお申し込みで個人情報をご登録いただいた方、展示会・セミナ

ー等にご来場の際、お名刺交換をいただいた方で当団体からのメルマガをご了承

いただいた方にお送りしています。


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発行:JDSF事務局 JDSFホームページ:http://www.jdsf.gr.jp/

編集:有限会社ワグ

ご意見・お問い合わせ:jdsf_bureau@jdsf.gr.jp

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