
2022年8月
リスクは取るより減らすもの?
<注 意>
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ご理解・ご了承のほどよろしくお願いいたします。
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[2022年8月号] Data Storage Tribune
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Data Storage TribuneはJDSF(ジャパンデータストレージフォーラム)が発行する
ストレージやデータマネジメントに関する情報提供のためのメールマガジンです。
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■ 8月号の主な内容 ■
【1】ストレージ・マガジン記事
「積極的リスク軽減は企業の優先課題」
【2】森井教授のサイバーフィジカルセキュリティ講座
~安心・安全な社会を目指して~
第39回 誤解されているランサムウェア
【3】NGS部会連載コラム
【4】JEITAテープストレージ専門委員会コラム
【5】JDSF各理事・部門部会長よりのメッセージ
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【1】ストレージ・マガジン記事
「積極的リスク軽減は企業の優先課題」
積極的リスク軽減策を実施しないと困ってしまうことについて話しています。
A:ストレージ視点から積極的リスク軽減を行わないと困ることは何でしょうか。
B:何かと注目されているストレージなのであらゆることに積極的だと思うけど。
A:データを保管して提供することは積極的ですがリスクに対してはどうですか。
B:まずは保管されているデータのプライバシーが守れられない場合はどうかな。
A:情報漏洩は事業を継続していく上で致命傷になる可能性が高いと言えますね。
B:法規制やコンプライアンスの観点でも保管するデータは増え続けているよな。
A:いざという時に証拠となる音声や画像データは常時生成されていますからね。
B:システムのサイロ化のためデータが分散してしまうのもリスクの一つかもな。
A:パフォーマンス向上のためのリソース分散がデータ分散にもなりえますよね。
B:データを扱うストレージは常にリスクと背中合わせであるということだよな。
A:リスクを軽減するためには何がリスクかを把握することから始めましょうか。
B:そのリスクの範囲と規模を見極め対処方法を常に見直していくのが理想だな。
A:間違ってもリスクをとれば良いことがあるとは考えないようにしましょうね。
SMS部会 株式会社エクサ 佐野泰之
▼本文を読む
https://k.d.combzmail.jp/t/b5d1/l0lzppq1i040c8noaogXU
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【2】森井教授のサイバーフィジカルセキュリティ講座
~安心・安全な社会を目指して~
2019年6月号から、神戸大学大学院工学研究科 森井昌克教授に「森井教授の
サイバーフィジカルセキュリティ講座 ~安心・安全な社会を目指して~」と
題して、コラムを連載していただける事になりました。
第39回は「誤解されているランサムウェア」です。
▼本文を読む
https://k.d.combzmail.jp/t/b5d1/l0lzqpq1i040c8noao6Vn
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【3】NGS部会連載コラム
毎日猛暑がつづいておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
都内ではエアコンの力に頼るばかりの今日このごろですが、
東京電力管内では6月に初となる「電力需要ひっ迫注意報」が発令されました。
気になったので少し調べると、「電力需要ひっ迫」の発令については注意報と、
警報があることがわかりました。
〇電力需要ひっ迫注意報:電力供給の余力、いわゆる「予備率」が5%を下回る予想
〇電力需要ひっ迫警報 :電力供給の余力、いわゆる「予備率」が3%を下回る予想
昨年から続く電力需給のひっ迫に加えて、世界情勢の影響も加わり電力価格
高騰の厳しい状況が続いています。
いまや公私ともに「節電」や「省エネ」への取り組みは必須と言える状況です。
このような状況を背景に、JDSFの部会活動では昨年度より「ストレージ利用
における省エネ貢献」の調査、まとめに取り組んでいます。
情報システムが消費する電力消費量は日本の全電力消費量の実に10~30%と
いう状況であり、情報システムを支える「ストレージ」の活用において、省エネ
貢献を深堀することは非常に有意義と考えています。
昨今、ストレージにはさまざまな特長を持った機器や製品があり、それらを活用
する数々の技術と組み合わせることにより、省エネへの貢献を可能とするといっ
た内容になります。
加えて「環境配慮」や「カーボンニュートラル」といったキーワードについても
少し深堀を行い、ストレージを利用する情報システムのマイグレーション
(システム移行)についても触れる内容となる予定です。
省エネやカーボンニュートラルといった「環境配慮」は、今後益々重要な取り組み
になると思われますので、JDSFの部会活動を通じて、調査結果などを発信して
いきたいと考えております。
まだまだ暑さが続きますが、くれぐれもご自愛ください。
SMS部会長 須賀田
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【4】JEITAテープストレージ専門委員会コラム
『保存データの大容量化とテープストレージの関わり』
今年も早いもので8月に突入し、夏休み期間に入りました。
最近は、『記録的猛暑』『値上げによる物価高』『新型コロナウイルス第7波の
拡大』等、大変厳しいご時世が続いておりますが、『明けない夜はない』と信じ
てこの厳しい状況を乗り切れればと思います。
7月20日(水)にJDSFとの共催で「新ビギナーのためのストレージ講座(拡大版)」
をWebinar形式で開催させていただき、当委員会からテープストレージのテクノロジー
の講演をさせていただきました。多数の皆様にご参加いただきました。
ご参加いただいた皆様に改めて御礼申し上げます。
セミナーのアンケートで「枯れた技術と思っていたテープストレージが物凄く進化
していたことに驚きました。」とのコメントをいただきました。
テープストレージの特長をご理解いただいたことを素直に喜ぶとともに、まだまだ
情報発信が不足している・・と反省もいたしました。
今後もテープストレージに関する情報発信を継続してまいりますので、よろしく
お願いいたします。
さて、今回は『保存データの大容量化とテープストレージの関わり』について、
さまざまな角度から考えてみたいと思います。
前述のテープストレージの特長とも関連しておりますので、是非ご覧ください。
一般社団法人 電子情報技術産業協会(JEITA) テープストレージ専門委員会
http://home.jeita.or.jp/cgi-bin/about/detail.cgi?ca=1&ca2=292
本内容にてご質問などございましたら、JDSF事務局経由でお願い致します。
▼本文を読む
https://k.d.combzmail.jp/t/b5d1/l0lzspq1i040c8noaoSEB
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【5】JDSF各理事・部門部会長よりのメッセージ
副理事長就任のご挨拶
この度2022年7月25日よりJDSFの副理事長を務めることになりました、富士通の
齊藤です。
2017年から理事とSET部会の部会長を務め、JDSF活動に参加して参りましたが、
JDSF体制変更の中で新たに副理事長を務めさせていただくことになりました、
よろしくお願いいたします。
私とストレージとの出会い
私は198X年から、当時は磁気装置と呼ばれていた今のストレージ製品の開発から
社会人生活が始まりました。
入社時には磁気装置が何ものなのかは全く分からず、当時計算機と呼ばれていた
メインフレーム・コンピュータの周辺機器であることを最初に学びました。
当時(昭和)は、コンシューマ領域では磁気を使った製品はありましたので
(例えば、カセットテープ/オープンリールテープやその後出てきたビデオテープ等)、
全くわからないわけではありませんでしたが、計算機用はデジタル機器であり、
コンシューマ向け製品と仕組みは全く異なることに感動を覚えました。
私は、磁気テープ製品の開発部署に配属されたことで、自分自身で、回路設計などを
行うことを通じて、磁気テープ製品の仕組みの理解や役割や存在意義のようなものを
理解していました。
JDSF参加のきっかけ
磁気装置~ストレージ製品の開発と、ITシステムへの組み込み検証など仕事の幅が
広がる中、サーバとの接続インターフェースとして、ファイバーチャネル(FC)を
利用する業務が出てきました。FCが出始めの頃であり、物理的なものもプロトコル
も含めて全く新しいものでした。
当然、サーバとストレージ製品との接続がうまくできずに、装置側・FCアダプタ側
の両者でトレースを見ながら悩む毎日でした。
そんな時に、JDSFから発行されたファイバチャネル技術解説の本を入手し、隅から
隅まで読み込むことで、アービトレーションループ(AL)やファブリックモード等
のプロトコルの詳細を理解し、それに基づきドライバーの対応などを行うことで、
うまく接続でき、製品出荷にこぎつけたという経緯があります。
その時には、JDSFという団体をそれほど気にはしていませんでしたが、FCの2G/4G
を経験する中で、技術の詳細を知る目的でJDSFの活動に参加するようになりました。
JDSF理事・部会長の活動
2017年のJDSFの20周年記念の年に、部会の再編のタイミングがあり、その際に
当時のCNT部会を引き継ぎぐ形で私も理事になり部会長として活動することを承認
いただきました。ストレージ要素技術部会SET部会という事で、ストレージの要素
技術の調査・発信と、当時注目されていたデータアーカイブの活動に取り組み、
新春セミナなどでその成果は発表してきました。その後、アーカイブ関係の活動は
SMS部会に引き継ぐ形になり、SET部会は最新インターフェースなどの情報発信を
行っています。
今後に向けて
7月に力石理事長がJDSFを離れる事となり、新たに理事長に高木さん、副理事長に
私が就くことになりました。25周年という節目の年でもあり、活動の活性化に向け
た取り組みを進めていきたいと思います。
今後もよろしくお願いいたします。
富士通(株)齊藤 金弥
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◎JDSFメルマガは、JDSF会員メンバーにご登録をいただいております方、過去に、
当団体のセミナーお申し込みで個人情報をご登録いただいた方、展示会・セミナ
ー等にご来場の際、お名刺交換をいただいた方で当団体からのメルマガをご了承
いただいた方にお送りしています。
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発行:JDSF事務局 JDSFホームページ:http://www.jdsf.gr.jp/
編集:有限会社ワグ
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