2022年7月
選ばれ続けるストレージ製品とは?
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ご理解・ご了承のほどよろしくお願いいたします。
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[2022年7月号] Data Storage Tribune
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Data Storage TribuneはJDSF(ジャパンデータストレージフォーラム)が発行する
ストレージやデータマネジメントに関する情報提供のためのメールマガジンです。
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■ 7月号の主な内容 ■
【1】ストレージ・マガジン記事
「『プロダクト・オブ・ザ・イヤー』20年の歩み」
【2】森井教授のサイバーフィジカルセキュリティ講座
~安心・安全な社会を目指して~
第38回 ランサムウェアの真実
【3】NGS部会連載コラム
【4】JEITAテープストレージ専門委員会コラム
【5】JDSF各理事・部門部会長よりのメッセージ
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【1】ストレージ・マガジン記事
「『プロダクト・オブ・ザ・イヤー』20年の歩み」
これまでのデータストレージプロダクトと今後について意見交換しています。
A:今までの20年間のデータストレージの製品について振り返ってみましょうか。
B:20年前といえばストレージがネットワークで共有され始めた頃だったような。
A:ストレージとネットワークの融合で更なる技術革新につながったと言えます。
B:保管容量の増加とパフォーマンスの顕著な向上がその成果を物語っているね。
A:一方その間必要なデータは集中と分散を常に繰り返しているように見えます。
B:例えば管理を重視すると集中しパフォーマンスを求めると分散するのかもな。
A:あるサイクルで集中と分散を繰り返す傾向は今後も続くと言えるでしょうね。
B:それぞれに応じた機能を持つ製品がタイミングよく市場に出るのが理想だな。
A:20年間で数々のベンダーによるハードウェアやソフトウェアがありましたね。
B:その中でバージョンアップを重ねて今もなお利用されている製品があるよな。
A:ニーズに合った機能に加え使いやすさや高い信頼性を持ったものでしょうか。
B:そして教育や保守などユーザーを支援するサポート体制も充実した製品だね。
A:今後もいかなる大容量にそしてあらゆる脅威にも対応してもらいたいですね。
SMS部会 株式会社エクサ 佐野泰之
▼本文を読む
https://k.d.combzmail.jp/t/b5d1/l0dmxcq1i0pdt428oxuzu
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【2】森井教授のサイバーフィジカルセキュリティ講座
~安心・安全な社会を目指して~
2019年6月号から、神戸大学大学院工学研究科 森井昌克教授に「森井教授の
サイバーフィジカルセキュリティ講座 ~安心・安全な社会を目指して~」と
題して、コラムを連載していただける事になりました。
第38回は「第38回 ランサムウェアの真実」です。
▼本文を読む
https://k.d.combzmail.jp/t/b5d1/l0dmycq1i0pdt428oxUj1
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【3】NGS部会連載コラム
関東地方は観測史上最速の梅雨明けにさっそくの猛暑、なかなか体が順応できず
体調を崩された方も多いのではないかと思います。皆様、くれぐれも体調管理には
お気を付けください。よく言われることですが四季の中でも過ごしやすい春と秋が
短くなり、二十四節季の通りには季節が移ろわなくなっていますが、なんと風情に
に欠ける寂しい状況でしょうか。
さて観測史上XXという言葉をよく耳にしますが、それはいったいつからのこと
なのでしょうか?もちろん地域により観測施設の開設時期が違いますから全国一律
ではないようですが、東京地方に観測点が設けられて一通りの観測要素がそろった
のが1876年のことのようです。ですので現時点で146年目、これを長いと捉える
べきか、わずか146年と捉えるべきか。
それでは気象観測データは現在どれほど膨大なものになっているのでしょう?
にわかに沸いた興味での短時間の調査では答えが見つかりませんでした。どこかに
この手の情報は転がっていそうな気がするのですが、もしかしたらあまりにも多岐
に亘る観測が行われているため、総量の把握はされていないのかもしれません。
全国には約1,300か所の気象観測所があります。更に気象観測衛星からの膨大な
画像データやセンサーデータ、全国に設置された地震計、火山活動の観測施設など
からもたらされる観測で多は、想像しただけでもかなりのビッグデータになります。
これらのデータを分析し、過去の観測データとの突合することにより様々な予報が
出されている気象予報システムは、ある意味究極のビッグデータ解析基盤と言える
のではないでしょう。
この膨大なデータと、過去からの蓄積に裏打ちされた解析アルゴリズム、更には
AIを活用した予報技術をもってしても、まだまだ精度を上げる余地は有るようで、
どれだけ奥深い世界なのか興味が尽きません。
観測データの蓄積と予報解析の基盤にはこれまでも最新のストレージ技術が注ぎ
込まれてきましたが、これからも更に進化を見る事となるでしょう。このような、
一つのとんがった用途にフォーカスをしてストレージの利活用について調べてみる
のも面白そうですね。
さてさて、ストレージ応用技術部会ではこのような具体的なテーマにフォーカス
をした応用技術の深堀も進めてみたいと考えております。なにか面白そうなテーマ
がありましたら、是非ともそれを携えてわれわれの部会にご参加ください。お待ち
しております。
SAT部会長 高木 (ユニアデックス)
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【4】JEITAテープストレージ専門委員会コラム
データセンターとテープストレージ
皆さん酷暑の中いかがお過ごしでしょうか。
急激な気温上昇などから、6月27日に政府は新たに設けた
「電力需給ひっ迫注意報」を東京電力エリアで初めて発令しました。
今回の「電力需給ひっ迫注意報」は6月30日18時をもって解除されましたが、
7月1日から7年ぶりに全国で節電要請が行われることになりました。
今年は電力供給に関わる様々な環境の変化もあり、気温が下がってくる時期までは
一人一人ができる対策をしていくことが重要となる夏となりそうです。
さて、今回は電力消費に関わるデータセンターの話題です。
データセンターは電力消費量も多い分、対策をすれば節電の効果も大きくなります。
是非本文をご覧ください。
一般社団法人 電子情報技術産業協会(JEITA) テープストレージ専門委員会
http://home.jeita.or.jp/cgi-bin/about/detail.cgi?ca=1&ca2=292
本内容にてご質問などございましたら、JDSF事務局経由でお願い致します。
▼本文を読む
https://k.d.combzmail.jp/t/b5d1/l0dm0cq1i0pdt428pxtZd
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【5】JDSF各理事・部門部会長よりのメッセージ
梅雨明け前から猛暑という大変厳しい天候状況です。
今年の夏も暑くなりそうですね。みなさん、いかがお過ごしでしょうか?
さて、今年の5月に半導体メモリ技術の研究開発に関する国際学会「国際メモリワークショップ
(IMW)」が開催されました。その中でのトピックをいくつか紹介します。
一つ目は、NANDフラッシュの多値記憶技術についてです。
77Kという極低温での動作確認ですが、1つの3D NANDフラッシュセルで7bitのデータを記憶可能な
多値記憶技術を開発したという発表がありました。
7bitということは、2の7乗である128段階の状態を1つのセルで作り出す必要があります。
1bitだと、単純にON/OFFの2つの状態でしたが、128段階の状態というのはちょっと驚きですね。
二つ目はNANDフラッシュ以外の不揮発性メモリ技術についてです。
現在の不揮発性メモリはNANDフラッシュが支配的ですが、次世代の不揮発性メモリとして
位置づけられている抵抗変化メモリ(ReRAM)技術の研究成果がいくつか発表されたようです。
次世代の不揮発性メモリとしては磁気メモリ(MRAM)や抵抗変化メモリ(ReRAM)がありますが、
どちらもNANDフラッシュよりも書き込み時間が短い(1/1000~1/1000程度)という利点がありますが、
記録密度ではNANDフラッシュに及ばず、また、ReRAMは書き込み寿命がMRAMよりも桁違いに少ない
(といっても1000回~1万回ですので、現在の多bit/セルのNANDフラッシュと同等)という欠点が
ありました。
今回の研究成果では、その書き込み寿命10万回以上を実現したというものでした。
最近の傾向としては、MRAMやReRAMは組み込み用途向け(マイコン用オンチップ不揮発性メモリ)に
使用されているようです。NANDフラッシュは3次元化が進み、記録密度では有利になりましたが
埋め込み用途では採用が厳しくなってきたという背景からのようです。
今後もNGSはストレージ・メモリ業界のトレンドをお伝えしたいと思います。
NGS/SET アレルヤ
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発行:JDSF事務局 JDSFホームページ:http://www.jdsf.gr.jp/
編集:有限会社ワグ
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