
2022年5月
コンテナ化環境の課題とは?!
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ご理解・ご了承のほどよろしくお願いいたします。
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[2022年5月号] Data Storage Tribune
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Data Storage TribuneはJDSF(ジャパンデータストレージフォーラム)が発行する
ストレージやデータマネジメントに関する情報提供のためのメールマガジンです。
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■ 5月号の主な内容 ■
【1】ストレージ・マガジン記事
「コンテナ化環境の複雑さを軽減しよう」(2022年2月号より)
【2】森井教授のサイバーフィジカルセキュリティ講座
~安心・安全な社会を目指して~
第36回「深刻な被害?北朝鮮からのサイバー攻撃」
【3】NGS部会連載コラム
【4】JEITAテープストレージ専門委員会コラム
【5】JDSF各理事・部門部会長よりのメッセージ
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【1】ストレージ・マガジン記事
「コンテナ化環境の複雑さを低減しよう」(2022年2月号より)
複雑さを増す環境にて運用を加速するための方法について話し合っています。
A:運用を加速しなさいと言われていますが具体的にどうすれば良いでしょうか。
B:まずは何をどのようにどこまでやるかをスケジュールも踏まえて考えようか。
A:それも大事ですが速くするには重いものを捨てて軽くするのが先決でしょう。
B:必要なリソースが的外れだったり過大な割り当てだとすべてが重くなるよな。
A:その対応としてのリソースの再配置には時間やコストがかさんでしまいます。
B:アプリケーションの高速化と品質向上をもたらした開発基盤の影響だろうか。
A:その分無造作にデータが分散されているので連携や管理の負荷が高まります。
B:データは複数のオンプレだけでなく複数のクラウド環境にも広がっているな。
A:特に運用ではデータの保護がマストなのでデータの分散化は重荷となります。
B:それにどこでどれだけ使っているかを把握しづらいのでコストが見えないな。
A:必要なリソースにコストをかけるためには現状のコストの把握は必須ですね。
B:コストとリソースを最適化するアプリケーション開発をお願いしてみようか。
A:その開発自身がデータの分散とコスト不可視性を増さないことが前提ですね。
SMS部会 株式会社エクサ 佐野泰之
▼本文を読む
https://k.d.combzmail.jp/t/b5d1/l0nptnp1g0pv3wuy15Xr3
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【2】森井教授のサイバーフィジカルセキュリティ講座
~安心・安全な社会を目指して~
2019年6月号から、神戸大学大学院工学研究科 森井昌克教授に「森井教授の
サイバーフィジカルセキュリティ講座 ~安心・安全な社会を目指して~」と
題して、コラムを連載していただける事になりました。
第36回は「深刻な被害?北朝鮮からのサイバー攻撃」です。
▼本文を読む
https://k.d.combzmail.jp/t/b5d1/l0npunp1g0pv3wuy15ao8
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【3】NGS部会連載コラム
新年度となりました。新型コロナやウクライナ問題など、難しい状況となって
おります。最近は暗いニュースばかりで気分が晴れないかと思います。
皆様いかがお過ごしでしょうか?
今回は、フラッシュメモリの記録密度とその関連技術についてお話ししたいと
思います。
最近のNANDフラッシュメモリは、積層構造になっており、層数を増やすことに
より、記録密度を向上させている、ということは皆さんご存じかと思います。
筆者は、この層数を増やす、ということがどのように構成されているのか、
ずっともやもやしていました。
シリコンウェーハ上に2次元的に構成されたNANDメモリセルが今までのNAND
フラッシュメモリの基本構造です。その構造を積み重ねるために何層もの半導体、
絶縁体、電荷蓄積層と金属を積み重ねて加工するのか、はたまた切り取った
ウェーハを積み重ねるのか…と想像していました。
実は上記のどちらの方法でもなく(どちらかと言えば前者に近いですが…)、
絶縁体と金属を何層も積み重ねた後、それらを貫通する穴を形成し、穴の内側に
NANDメモリセルが3次元的に形成されるように膜を形成しているようです。
積層された金属の膜の部分と、貫通する穴に埋め込んだ金属の接点が3次元的に
メモリセルになっているのです。層数を増やしていくにあたり、均一な膜を
作成する技術も重要なのですが、小さくて深い貫通穴を正確に作成する技術も
重要であることがわかりました。
例えば64層のNANDフラッシュは高さが4.5μm程度になります。それに対して
3次元構造のメモリセルを形成するために作成する貫通穴の直径は100nmです。
高さ÷直径の値(アスペクト比)は45です。これと比べて、東京スカイツリーは
高さ634mに対して底面部の直径は50mですので、アスペクト比は12程度です。
あんなに小さい部品の中に東京スカイツリーの4倍弱にもなるアスペクト比の
構造物が製造されているというのは凄いですね。
NGSでは、ストレージの最新技術動向についてもまとめていきたいと考えて
おります。引き続き、よろしくお願いいたします。
NGS/SET アレルヤ
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【4】JEITAテープストレージ専門委員会コラム
身近なところでのデジタルデータの増加
5月の連休も過ぎましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
昨年の今頃はコロナ感染の拡大もあり、普段のゴールデンウィークとは全く
異なる状況でした。本年は注意しながらではありますが、各地でイベントの再開や
旅行などもできるようになりました。このまますぐに元の生活には戻れないとは
思いますが、少し先が見えてきたような気もしております。
さて、今回はテープストレージの開発をしている方のコラムです。
普段の業務としてのデジタルデータの急速な増加への対応ではなく、ご家族の方が
東京に来られた時に感じた身近なデジタルデータの増加のお話です。皆様も同じ
ような経験をされているのではと思います。個人的にも興味深い内容です。
それでは本文をご覧ください。
一般社団法人 電子情報技術産業協会(JEITA) テープストレージ専門委員会
http://home.jeita.or.jp/cgi-bin/about/detail.cgi?ca=1&ca2=292
本内容にてご質問などございましたら、JDSF事務局経由でお願い致します。
▼本文を読む
https://k.d.combzmail.jp/t/b5d1/l0npwnp1g0pv3wuy15JpR
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【5】JDSF各理事・部門部会長よりのメッセージ
アーカイブについて9
2022年度もスタートし1か月余り経過しました。皆様のFY22の活動の方向性は
決まりましたでしょうか?世界の様子、仕事の方法、生活の方法も変わり3年目と
なります。この3年間の経過をどのようにとらえるかは、個人個人で異なると思い
ますが、私は未知なる経験を重ねてきた3年という認識です。
・当たり前だと思っていたことが変った。変わったことに適応できてきている
という事実
・できないと思っていたことが変わった。テレワーク主体でも本当に仕事ができる
ようになったという事実
・世界には沢山の不確実なことがある。COVID-19の蔓延、半導体供給不足、国と
国との戦争状態など改めて、地球は1つであり、人類(その他の生命体を含めて)
は地球の共同体であることを再認識させられました。
地球の共同体として、未来は明るく・楽しく生きていける世の中になれることを
期待しています。
JDSFの活動も今年25年目となります。25年前を振り返ると、今とはだいぶん様子が
違っていたと感じます。
・インターネット本格化途中:インターネットもWindows98のリリースにより、
身近なものになりました。インターネットが誰でも使えるようになり、パソコン
通信~Eメールと切り替わってきた時代です。
・ITのオープン化の進展:メインフレームシステムからUNIXを中心としたオープン
システム化が進み、仕事の上でも、UNIXシステムへの対応が忙しくなってきて
いました。OSの動作やドライバーの動作など様々な技術を学んでいる時代でした。
・コンピュータの2000年問題が話題に:知る人ぞ知るコンピュータの2000年問題。
メインフレームから周辺機までこの2000年問題への調査・対応が叫ばれ始めて
いた時代でした。私も仕事の中で、2000年問題への対応ということで、システムの
バックアップの検討、データの保存の対応など対応していました。
・携帯電話をみんなが持つ時代に:PHSを含めて携帯電話を持つ人口が増えていた
時代です。仕事中でも、会社支給の携帯電話などもあり、いつでも連絡が取れる
ように変わってきた時代です。
このように、25年の月日の流れは技術を大きく進歩させています。本当に25年前と
比べると便利な時代になった事は否めません。今は、いつでも・どこでも・様々な
デバイスから情報が取れる時代です。
JDSFの活動も25年目を迎えるということで、ストレージを中心とした活動になり
ますが、データというものはますます重要になってきており、それをためる
ストレージの役割はますます重要になってきています。これからもストレージの
あり方を調査・検討し、皆様に役立つ情報の提供を進めていきたいと考えています。
さらに25年後はどのような時代になっているのでしょうか?楽しみですね。
JDSF理事:齊藤 金弥
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<編集後記>
久々に公的制約のない大型連休が明けました。数字の上では沈静化の兆しが
見えたかの様に見えるコロナ渦ですが、この大型連休の影響がどう出るか、注目
したいと思います。読者諸氏に於かれましては、いかがお過ごしでしょうか?
今月号のストマガ記事では、ITの運用を加速してくれるはずだった「コンテナ化
環境」の課題と対策について論じています。
今やITの活用は、デジタルトランスフォーメーション(DX)という言葉に象徴
される様に、規模の大小を問わず、企業にとってその収益創出のキーポイントに
なっています。更に、クラウド・サービスの普及によって、そのハードルは下がる
一方です。そんな中、エンドユーザーには見え難い、ソフトウェア開発の速度と
質に多くのメリットをもたらした「コンテナ化環境」の課題に注目せよと、本記事
では警鐘を鳴らしています。
技術の進歩には、トレードインとトレードオフがつきものです。非常に参考に
なる内容です。是非ご覧下さい。
筆者はこの大型連休期間中、人里離れた山奥で、浮世を忘れリフレッシュする
はずでしたが、自身が開発したアプリケーションが月末処理でトラブルを引き
起こし、不本意ながら浮世に引戻される羽目になってしまいました。寒暖差の
大きい時節柄、読者諸氏に於かれましては、ご自愛下さい。
Data Storage Tribune編集部 ミスターM
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発行:JDSF事務局 JDSFホームページ:http://www.jdsf.gr.jp/
編集:有限会社ワグ
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