2022年3月
2021年ベスト・エンタープライズ・ストレージ製品発表!
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ご理解・ご了承のほどよろしくお願いいたします。
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[2022年3月号] Data Storage Tribune
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Data Storage TribuneはJDSF(ジャパンデータストレージフォーラム)が発行する
ストレージやデータマネジメントに関する情報提供のためのメールマガジンです。
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■ 3月号の主な内容 ■
【1】ストレージ・マガジン記事
「2021年ベスト・エンタープライズ・ストレージ製品」(2022年2月号より)
【2】森井教授のサイバーフィジカルセキュリティ講座
~安心・安全な社会を目指して~
第34回「サイバー攻撃とBCP、そしてヒヤリハット」
【3】SET部会連載コラム
【4】JEITAテープストレージ専門委員会コラム
【5】JDSF各理事・部門部会長よりのメッセージ
【6】JDSF事務局よりのお知らせ
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【1】ストレージ・マガジン記事
「2021年ベスト・エンタープライズ・ストレージ製品」(2022年2月号より)
トレンドに沿って選ばれしストレージ製品について二人で話し合っています。
A:どのような製品が晴れて金銀銅の表彰台に上ることができると思われますか。
B:明確な評価ポイントがあってそれに見合っているものが選ばれるのだろうな。
A:具体的にストレージの場合はパフォーマンスが最も重視されているようです。
B:使いやすいとか管理しやすいとかなどの感覚的なものもポイントになるよな。
A:機能や費用対効果が求められるのはストレージに限ったことではないですね。
B:特に現在のトレンドやニーズにあった機能や価値があれば金メダルだろうな。
A:まさに今はランサムウェアに悩まされている企業が増え続けているようです。
B:対応するセキュリティ機能はバックアップ製品では当たり前になっているな。
A:クラウドストレージでもデータの不変性機能にて対策を始めているようです。
B:コンテナ用ストレージは開発者にとってはスピードと柔軟性がポイントだな。
A:増大する非構造型データやエッジ等に分散するデータの管理もトレンドです。
B:長期間使用していくストレージだからこそ的確な製品を選ぶ必要があるよな。
A:常にバージョンアップして毎年表彰される製品が選択肢になるのでしょうね。
SMS部会 株式会社エクサ 佐野泰之
▼本文を読む
https://www.jdsf.gr.jp/sms/stm/202203.html
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【2】森井教授のサイバーフィジカルセキュリティ講座
~安心・安全な社会を目指して~
2019年6月号から、神戸大学大学院工学研究科 森井昌克教授に「森井教授の
サイバーフィジカルセキュリティ講座 ~安心・安全な社会を目指して~」と
題して、コラムを連載していただける事になりました。
第34回は「サイバー攻撃とBCP、そしてヒヤリハット」です。
▼本文を読む
https://www.jdsf.gr.jp/security/202203.html
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【3】SET部会連載コラム
第13回 2022年3月
ストレージ要素技術部会の活動2.0に向けて
2017年に活動を開始したストレージ要素技術部会(SET)の活動は、2021年度の
活動で5年の活動となりました。2017年に活動を開始した時には、最初にどの様な
活動を行うのかについて参加社の皆さまと議論を重ね、最終的には政府主導の
Socity5.0と言うデジタル化の社会実現に向けて、ストレージがどの様な役割を
果たすべきなのかを考える活動と言う内容になりました。具体的には、BigDataと
呼ばれる大量のデータをどのように蓄積し、AI等において利活用する為に何が
できるのかを検討してきました。その中でもSET部会としての視点は、ストレージの
要素技術部分のストレージ・メディア技術及びインターフェース部分に注力した
活動でした。毎年行われる「新春セミナー」において、活動状況と成果を説明し、
JDSF WEBページにその結果を掲載するという事を続けてきました。
2022年はSET部会活動の6年目になるという事もあり、SET活動2.0として活動の
軸を見直し、更に役立つ活動へとレベルアップしたいと考えています。
・活動推進における社会的背景としては、「カーボンニュートラルの実現」と言う
大きな社会課題があります。この課題を解決することは、全産業における共通
課題となりますが、ITにおけるストレージ領域においても、どの様に貢献が
出来るかを考える必要性があると認識しています。SET部会としては、「過去」
「現在」「未来」におけるカーボンニュートラルにつながりそうな技術を調査し、
それぞれの技術がカーボンニュートラルに向けてどのように貢献してきたか、
もしくは出来そうなのかを検討しまとめてみたいと考えています。
・ストレージにおいて重要な構成要素であるストレージ・メディア部分に関しては、
これまでと同様に継続して調査・情報発信を行いたいと考えています。
ストレージ・メディアに関しては、SSDにおける大容量化、LTOの第9世代、
その他の技術なども出てきていますので、それらを調査・取りまとめ発信したい
と思います。
・サーバ等のノードとストレージを繋ぐインターコネクト部分については、大量の
データをいかに早く・確実に転送するかが問われることになります。ファイバ
チャネル技術をメインとしながら、注目のNVNeに関しても、用途や使われ方等に
ついて調査・まとめを行いたいと思います。基幹システムにおけるNVMeの利用に
ついては、まだまだ情報が少ないという事も聞いておりますので、この辺りの
情報についても出来るだけ集めて提供したいと考えています。
上記の様に、ストレージ要素技術部会(SET)の2022年度以降の活動は、カーボン
ニュートラル社会の実現に向けてと言う大きな社会背景をベースに、ITにおける
ストレージの技術がどの様に貢献できるかと言う事を軸に進めていきたいと思い
ます。IoTやエッジ等の利用が広がるにつれ更に増え続けるデータ、それらをHPC
環境やAI分析などで使う事が浸透し、更にデータを作り蓄積するようになって
います。増加するデータとそれに伴うCO2排出の増加をどう抑えて、カーボン
ニュートラル社会に繋げてゆくのかと言う難しい課題になりますが、参加社の
皆様の知恵を借りて検討を進めたいと思います。
JDSF SET部会長 富士通(株)齊藤
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【4】JEITAテープストレージ専門委員会コラム
磁気記録の可能性 磁気テープの記録容量はまだまだ向上する
冬季オリンピック・パラリンピックが開催され、連日 日本選手の活躍が
伝わってきています。いずれの競技においても常に新しい技術や技が開発され、
その技に挑戦した選手は共感を呼び、さらに使いこなした選手が良い成績に
つながっているように思います。常に上を目指していく人間の探求心は素晴らしい
と感じます。
さて、今回は磁気記録の可能性についてのコラムとなります。
磁気記録の世界でも、昨年末にHDDがエネルギーアシストという技術を利用して、
30TBへの道筋をつけたという発表がありました。(共鳴型マイクロ波アシスト
記録MAS-MAMR)
https://www.global.toshiba/jp/technology/corporate/rdc/rd/topics/21/2112-04.html
ご存知の方も多いと思いますが、HDDは磁気テープと同じ磁気記録を利用した
システムで高容量化に向けて面記録密度を上げるという点で磁気記録の限界を
追いかけています。今後データ生成量の爆発的な伸びが予測されている中で、
磁気テープの記録容量の向上が皆さんのデータ保管・管理に大きなメリットを
ご提供できると考えております。
是非今回のコラムをご覧ください。
一般社団法人 電子情報技術産業協会(JEITA) テープストレージ専門委員会
http://home.jeita.or.jp/cgi-bin/about/detail.cgi?ca=1&ca2=292
本内容にてご質問などございましたら、JDSF事務局経由でお願い致します。
▼本文を読む
https://www.jdsf.gr.jp/sms/jeita/2022/jeita03.html
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【5】JDSF各理事・部門部会長よりのメッセージ
3月になりだいぶ暖かくなってきた今日このごろ。
東京ではコロナが減少に転じておりいい傾向になっておりますが、まだまだ
亡くなる方も多く油断できません。とはいえ最近気になることと言えばやはり海の
向こうでの戦争でしょうか。陸続きというのはとかく戦争が起こりがちですが、
そういった意味では日本は島国でこの点では恩恵を受けているなと感じます。
しかし、一昔前とは違い今はITを中心に世界が密接に繋がっています。遠いと
思っている海の戦争はとても近くの影響に現れることでしょう。
今回行われている戦争で大変驚くのは両国のSNSやメディアを通じた情報戦です。
これほどまでに世界中に発信されるというのは今までなかったと思います。ただ
危険なのはフェイクニュースも多く含まれるため、真贋を見抜く「目」が必要に
なります。あらゆることに通じますが、ファクトチェックを一つずつ行い、自分の
中の真実と事実がどのように乖離しているのか、あるいは同じなのかをチェック
しておかないといざというときには判断を誤る可能性が高いです。
戦争は極端ですが、物を購入する場合、また食事を選ぶケース、IT機器を購入
するケースなど、皆様も口コミをご覧になって高評価だと思いいざ購入してみると
実際は思ったほどではなかったというケースも稀ではないと思います。自分でも
そのような経験はあります。このような「目」を養うことが今後の時代でますます
必要になってくると思いますが、その土台となるのは良質な情報です。
ストレージの分野も同じで「目」を正しく養っておかないとシステムに全く
そぐわず、悲惨な結末を迎えるケースがいくつもあります。JDSFではそのような
正しい「目」に通ずるような情報をお届けできるよう日々精進しています。是非
改めてJDSFの情報に触れ、「こんなところに欲しい情報があったのか」や「ふーん、
なるほど確かにこういう考え方もあるよね」というような発見をいただけると
嬉しく思いますし、部会にご参加頂き深く「探求」していく活動を一緒にして
いただけると更に情報に磨きがかかると思っています。花見もできず寂しい春に
なりそうですが、その折には是非JDSFのページをチラチラとご覧いただけると幸い
です。
くう・ねる・あそぶ
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【6】JDSF事務局よりのお知らせ
NPO法人日本ビデオコミュニケーション協会(JAVCOM)様主催
第160回セミナー開催のお知らせ
JDSFと長らく提携関係にあるNPO法人日本ビデオコミュニケーション協会
(JAVCOM)様主催第160回セミナーが下記要領で開催されますので、ご案内致し
ます。
JAVCOM 第160回セミナー
「ライブ / アニメ / VR&AR
エンターテインメントは第二幕へ突入
~コンテンツは、ものすごいスピードで進化している!~」
日 時:2022年3月29日(火)14:00~17:00
会 場:東放学園 清水橋校舎2F
東京都渋谷区本町3-40-6
会 費:5,000円
内容:講演1「ご挨拶~ヴァーチャルで世界をリアルに!~」
㈱LATEGRA 代表取締役 山形龍司 氏
「LATEGRA式VR・ARライブの特徴や技術を公開」
㈱LATEGRA 制作部 テクニカルDiv.マネージャー 渡辺幸範 氏
講演2「ゲームの様な世界を現実に!」(見る聞くから体感へ)
㈱スクウェア・エニックス
ライブインタラクティブワークス事業部PRODUCER 渡辺優氏
講演3「アニメ局が考える未来の収益構造 / 配信全盛時代に‟世界で
勝てるコンテンツ”を生み出すには…」
㈱テレビ東京 アニメ・ビジネス本部 アニメ局 アニメ事業部
統括プロデューサー 秋間眞良 氏
お申込締切:3月18日(金)
お申込方法につきましては、JAVCOMホームページ(https://javcomnpo.or.jp/)
にてご確認の上、お申込み専用サイトよりお申込ください。
お申込専用サイト:
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSe4eNU4KSUxHo68jLrYRqsnCKqdV_FNS0UNbw2FMPdIh71htg/viewform
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<編集後記>
遂に、ロシアによるウクライナ侵攻が開始されてしまいました。これは日本に
とっても決して対岸の火事ではありません。経済をはじめとした、様々な影響が
懸念されます。読者諸氏に於かれましては、いかがお過ごしでしょうか?
今月号のストマガ記事では、恒例のベスト・エンタープライズ・ストレージ
製品が発表されています。ストレージ ・プロダクト・オブ・ザ・イヤーの5つの
部門は下記の通りです。
■バックアップおよびDRのハードウェア、ソフトウェア、サービス
■クラウドストレージ
■ディスクおよびディスク・サブシステム
■HCIおよびコンポーザブル・インフラストラクチャー
■ストレージシステムおよびストレージ・アプリケーション・ソフトウェア
非常に参考になりますので、是非ご覧下さい。
年明けから急激な感染拡大を示している新型コロナウィルスですが、31の都道
府県に適用されていたまん延防止等重点措置。東京、大阪、愛知など18の都道
府県では、今月21日まで延長された一方、13の県は6日の期限をもって解除され
ました。読者諸氏に於かれましては、ご自愛下さい。
Data Storage Tribune編集部 ミスターM
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発行:JDSF事務局 JDSFホームページ:http://www.jdsf.gr.jp/
編集:有限会社ワグ
ご意見・お問い合わせ:jdsf_bureau@jdsf.gr.jp
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