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JEITAテープストレージ専門委員会コラム

2021年02月

進む教育のデジタル化

この1年間はデジタルの観点においても大きな変革の年でした。


テレワークの適用が急速に進み、会議やイベントはオンラインで行われるようになりました。ペーパーレスやハンコレスなど、人と人が接する機会をできるだけ減らすために、さまざまな分野でデジタル技術の適用が半ば強制的に進められたように思います。



なかでも大きな変化があった分野の一つが「教育」です。


昨年7月時点での内閣府の調査によると、9割を超える大学生・大学院生がオンラインでの授業を受講しており、東京都内では7割近くの小中学生がオンライン授業を経験したとのこと。


受講環境の整備やコミュニケーションの不足などまだ多くの課題は残されているものの、オンライン授業は教育の一つの形として確立されつつあると言えるでしょう。



この先の話として、文部科学省が進める「GIGAスクール構想」があります。


これは全国の小中学校に「1人1台の端末」と「高速大容量ネットワーク」を整備し教育現場でのICT活用を推進するもので、子どもたち一人一人に最適化した、多様かつ柔軟な教育が提供できるようになると言われています。


「GIGAスクール構想」は新型コロナ流行を受けて早期の実現が強く求められており、教育のデジタル化は今後数年間で急速に進んでいくと考えられます。


それとともに、デジタル教材や授業動画など膨大な量の教育デジタルコンテンツが作成されていくことも想像に難くありません。



教育のコンテンツは再利用価値がとても高いものです。


生徒が学びを深めるために使用することはもちろん、教職員間での指導方法などの情報共有や、新規コンテンツ作成者が素材や見本として使用することもできます。数十年先に、当時の文化を振り返る材料としても使えるでしょう。


デジタル化される教育コンテンツを適切に保管し円滑な再利用を可能とすることは、今後の教育をより良いものにしていくためにも極めて重要であると言えます。



膨大な教育デジタルコンテンツを再利用しやすい形で保管するには、複数種のストレージを組み合わせた階層型ストレージシステムが適すると考えられます。レスポンスの早い階層と容量・コスト面に優れたアーカイブ階層を組み合わせることで、注目度の高いコンテンツへのスピーディなアクセスと膨大な過去コンテンツの効率良い保管を両立します。


アーカイブ階層には極めて大容量かつ低コストなテープストレージが大変有効です。


またテープストレージは長期保管性・長期供給性にも優れるため、貴重なコンテンツを長く保持しておくという目的にも適しています。



今後急速に進む教育のデジタル化において、教育デジタルコンテンツの効果的な保管と再利用は極めて重要なテーマとなります。それを支える基盤として、テープストレージが重要な役割を担うと私たちは考えています。



JEITA テープストレージ専門委員会はInter BEE 2020 ONLINEに出展中です。ぜひご覧ください。


 

Inter BEE 2020 ONLINE


- 公開期間: 2020年11月18日(水)~2021年2月26日(金)


- 会場: Inter BEE Top Page  https://www.inter-bee.com/


- テープストレージ専門委員会 展示エリア1


https://www.inter-bee.com/ja/online/exhibition/detail/?id=780


- テープストレージ専門委員会 展示エリア2


https://www.inter-bee.com/ja/online/exhibition/detail/?id=782


 

*一部展示内容の閲覧は無料来場登録後、ログインしていただく必要があります。

一般社団法人 電子情報技術産業協会(JEITA) テープストレージ専門委員会


http://home.jeita.or.jp/cgi-bin/about/detail.cgi?ca=1&ca2=292

本内容にてご質問などございましたら、JDSF事務局経由でお願いいたします。

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