2023年6月
データ保護の主要機能を見直す
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ご理解・ご了承のほどよろしくお願いいたします。
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[2023年6月号] Data Storage Tribune
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Data Storage TribuneはJDSF(ジャパンデータストレージフォーラム)が発行する
ストレージやデータマネジメントに関する情報提供のためのメールマガジンです。
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■ 6月号の主な内容 ■
【1】ストレージ・マガジン記事
バックアップアプリの主要新機能
【2】森井教授のサイバーフィジカルセキュリティ講座
~安心・安全な社会を目指して~
ランサムウェア再び(その1)
【3】SAT部会連載コラム
【4】JEITAテープストレージ専門委員会コラム
【5】JDSF各理事・部門部会長よりのメッセージ
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【1】ストレージ・マガジン記事
「バックアップアプリの主要新機能」
カーティス・プレストンの2010年の本記事を振り返り二人で話をしています。
A:この記事から見てもプレストン氏はデータ保護に関して造詣が深いですよね。
B:クレジットカード会社の運用管理で修羅場を潜り抜けた手腕が光っているね。
A:豊富な経験と知識に加えて鋭い洞察力でバックアップの父と言われています。
B:本記事では真っ先にデータ重複排除の経緯と重要性について述べているよな。
A:重複排除バックアップの仕組みや方式と当時の各社の製品にも触れています。
B:今では当たり前のように使われている技術だけど改めて良さが理解できるね。
A:サーバの仮想化に対応したバックアップのアーキテクチャも紹介しています。
B:二つの主要ハイパーバイザーと各種バックアップ製品との連携が興味深いね。
A:バックアップデータをアーカイブとして使えるかについても的を得てますね。
B:アーカイブは閲覧を目的としているのでファイルの検索性が問われる点だな。
A:具体的に各製品の機能で比較しながら説明しているので理解が深まりますね。
B:合成バックアップによるフルバックアップ不要論は目からウロコが落ちたよ。
A:13年前の記事ですが新たな気づきがあるのはプレストンの成せる技ですかね。
SMS部会 株式会社エクサ 佐野泰之
▼本文を読む
https://k.d.combzmail.jp/t/b5d1/m0b4pgp152donk0daewVn
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【2】森井教授のサイバーフィジカルセキュリティ講座
~安心・安全な社会を目指して~
2019年6月号から、神戸大学大学院工学研究科 森井昌克教授に「森井教授の
サイバーフィジカルセキュリティ講座 ~安心・安全な社会を目指して~」と
題して、コラムを連載していただける事になりました。
第49回は「ランサムウェア再び(その1)」です。
▼本文を読む
https://k.d.combzmail.jp/t/b5d1/m0b4qgp152donk0daeWeQ
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【3】SAT部会連載コラム
5月26日に開催された定期総会でも、各部会の活動計画の報告が
ございましたが、今年度も是非JDSFの活動にご参加、ご支援のほど
よろしくお願い致します。
総会の季節、つまり5月の中~下旬あたりは新年度の慌ただしさも
落ち着きはじめる頃合いですが、お天気は不安定になりがちですね。
今年は台風が梅雨前線を刺激し、梅雨入りが平年より1週間ほど早く
なりそうです。おそらくこの原稿がメルマガで配信されるころには
そんな発表がされていることと思います。
そんな鬱陶しい天候の中でも、国内外の経済は着実に活気を取り戻
していますいます。典型的なのがインバウンドの増加ではないでしょ
うか?都内の上野・浅草や新宿など私の行動エリアでも多くの外国人
観光客の姿を目にします。また、先日羽田空港の国際線出発ロビーに
行った際には出国検査の長蛇の列を目の当たりにしました。通常羽田
の出国検査はとても処理能力が高く、予め用意されたレーン内で待ち
行列は収まるのですが、それが航空会社のチェックインカウンターの
長さ以上まで列が伸びパンデミック前でも見ないほどの状況でした。
確実にアウトバウンドも旧に復している感じですね。
そんな中我々自身の働き方も、リモートワーク中心のものから出社
比率を上げる傾向に変化しつつあります。この3年余りの経験から、
リモートワークの良さと物足りなさが明確になってきました。特に、
オンライの会議はスケジュールしやすいのですが、会話の中の行間の
読み方や互いの心のゆらぎの捉え方といった面では十分に機能せず、
特にこういった部分が重要になりがちな日本人的コミュニケーション
のとり方においてはその傾向が顕著に現れていると感じています。
最近では徐々に対面での会話の機会を増やすようになりつつありま
すが、JDSFの活動も機会があればみなさんと直接お会いし、与太話
も交えながら進めていきたいと考えています。そろそろストレージ
談義に花を咲かせたいとお考えの方は、今年度の部会、交流会への
ご参加をご検討ください。お待ちしております。
SAT部会長 高木
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【4】JEITAテープストレージ専門委員会コラム
テープ産業を支える日本勢
今年もあっという間に6月に入りました。
ここ数年とは異なり新型コロナウイルスの感染法上の分類が
5月8日に季節性インフルエンザと同じ「5類」に変更され、
電車やオフィスでもマスクをしていない人が増えています。
あわせて海外の旅行客も一気に多くなったと感じていますが、
皆さんはこの変化に対してどのような印象をお持ちでしょうか。
今回のコラムはテープ産業を支える日本勢というタイトルです。
テープ関係のコア技術を担っている日本の素晴らしさを今一度
再確認いただければと思います。
なお、本文記載の企業名に関しては関係しているすべての企業を
記載できていない可能性がございますので、あらかじめご了承の
ほどお願いいたします。
それでは本文をご覧ください。
一般社団法人 電子情報技術産業協会(JEITA) テープストレージ専門委員会
http://home.jeita.or.jp/cgi-bin/about/detail.cgi?ca=1&ca2=292
本内容にてご質問などございましたら、JDSF事務局経由でお願い致します。
▼本文を読む
https://k.d.combzmail.jp/t/b5d1/m0b4sgp152donk0dae5hK
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【5】JDSF各理事・部門部会長よりのメッセージ
「アーカイブについて10」
昨年2022年8月と12月の理事コラムは、
新たに副理事長に就任したことについての内容を書きました。
今回から、以前から理事コラムとして続けている
「アーカイブについて」の内容に戻りたいと思います。
2023年5月8日、ついにこの時が来ました。
2020年春から突入したコロナ禍における制約からの
(実質的な)解放の時です。
この3年間、様々な制約の中で生活してきました。
新たな生活様式の誕生、様々なコトがオンラインという形で実現、
仕事の方法も事務所集約型からオンラインの分散型など、
新たな試みが行われ実践してきました。
コロナ禍以前のITを利用した生活や便利さの向上に向けての仕組みなども、
この3年間で飛躍的に進んだ感じがしています。
その一方で、カーボンニュートラルという考え方から
サスティナブルという概念が、人類にとって大事なものとして
語られるようになりました。
人類側の生活における最適化と、地球全体の最適化の両面で
考えなければならないという事と理解しています。
様々ことを、「オンラインとオフライン」「つながるとつながらない」
「便利と不便」等と、相反する2つの側面で
考えなければならない事であると捉えています。
全てがつながりオンライン化するという事は、
便利さが飛躍的に向上することになりますが、
つなぐ仕組みに対する安全性が飛躍的に重要になると言うことです。
IT化におけるつながりはデータの流れになる為、
データの安全性がより重要になります。
我々の身の回りにも、ランサムウエアを代表とするような
データセキュリティリスクは存在し、被害も拡大しています。
つながっていなければ起きないことが、
つながることによって起きるという皮肉な結果ともいえます。
データを保存するストレージとしては、データの増加は
ビジネス的にはプラス要因ですが、データ保護に対する備えもそれ以上に
必要度が増加していると言えます。
「不便」なことが「便利」なことにおけるリスクを、
「オフライン」が「オンライン」におけるリスクを低減させることが
出来るという考え方もあります。
いずれか一方だけでは満足のいく答えにならないという事も事実だととらえると、
いかに両者を使い分けるか(ハイブリッド化)が求められるのだと考えています。
「オンライン」「つながる」「便利」の追求から少し戻る形には見えますが、
「オフライン」「つながらない」「不便」の要素も取り入れた
ハイブリッド型の仕組みも作り出せるのが良いのではと考えることがあります。
JDSFの検討でも取り上げている「アーカイブ」に関しても、
あえて「オフライン」「つながらない」「不便」だとしても、
うまく使えるような仕組みを考えてゆくことには
意味がありそうだと思います。
人類にも地球にもやさしいサスティナブルなアーカイブの仕組みとは
どういうことなのか、考えてみたいと思いました。
JDSF副理事長:齊藤 金弥
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編集:有限会社ワグ
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