恋塚正隆の連載コラム

【連載】バックアップの真実
第1回 「ストレージガバナンスとは」

2007年も始まったばかり。つい1、2週間前はお正月だったのに、と思いながら、年々、時間がたつのが早く感じられるようになってきたのは歳のせい(です)。2007年初のメルマガの題名「ストレージガバナンス」はちょっと重たくて胃にもたれそうですが、これから何回かはこのテーマで話をつないでいくことにします。

このメルマガのテーマにある“ガバナンス”という言葉がよく聞かれるようになったのは、リスク管理、法令遵守と、それらを実務の中で効率的に実施していくための内部統制が非常に重要になってきたからだと思われます。会社法と、いわゆる日本版SOX法もその流れに沿った施策ですが、ガバナンスという言葉の意味がことさら重要なのは、企業が利益を追求しながら、社会の一員として存在している、存在している価値を社会から認めてもらう必要があるからです。それらをバランスよくまとめていくためには統治(ガバナンスの日本語訳)するという行為を周知させながら意識的に行う必要があります。

このメルマガのテーマであるストレージガバナンスという言葉は、Google等で検索してもビッタリとしたものはあまり見つかりません。ストレージとガバナンスが何か関係ありそうなんだな、という程度の情報はたくさんあるようですが、今探すとJDSF主催のセミナーがたくさん引っかかってきます(よし!)。

だんだんと言葉の認知度は上がってきているかな、というところですが、IT業界、ストレージ業界でも十分な認知レベルには達していないと思われます。今年のJDSF主催の第6回データ ストレージ WORLD(1月25,26日)のテーマ「ストレージガバナンス」はちょっと勇気をふるってつけてみた、というところかも知れません(関係者の皆さん、すいません。テーマを考えるのは大変です)が、企業が抱えるデータが増大し、その重要性がますます大きくなる時代には” ストレージをガバナンスする”ことが大事だ、ということをこのテーマで主張していきたいという声明です。

このテーマはこれからどんどん重要な意味を持ってくると確信しています。それはなぜか? アプリケーション稼働環境を支えるIT基盤には、CPU、ストレージ、ネットワークというハードウエアコンポーネントがあります。ビジネス要求、それを受けて作成されるアプリケーションの多くはITシステムを必要としていますが、次々(ちょっと疲れることもある)と変化する要求を柔軟にこなすために、CPUも、ストレージも、ネットワークも仮想化をキーワードに変化をしています。アプリケーションもSOAをキーワードに変化をしています。変化の二乗、三乗で変化するこのような状況をコントロールしなければ、ITシステムは非効率で、変化に耐えられない、お金ばかりかかるビジネスの役に立たないシステムになってしまいます。そういうシステムにはならないようにと、私も Sierの一員として日夜精進していますが、自分だけでは思うようにならないこともあります。そういう意味(ちょっと意味深長)でITガバナンスは非常に重要になっています。

そのITガバナンスを実現する中でも、ストレージに対する要求の複雑性に関する考慮は非常に重要ではないかと考えています。「何がどんな風に重要なんだ!」というのは、もったいつけて次回のメルマガから少しずつ展開していきたいと思います。第6回JDSFデータ ストレージWORLDでも、ちょっとだけお話ししたいと思いますので、是非ご参加ください。字数も足りないので次回以降、という言い訳を残しながら、今年もメルマガをよろしくお願いします。




DSF データ・マネジメント・ソリューション部会
株式会社エクサ 恋塚 正隆
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